【実録】デビットカードが知らぬ間にスキミングされ、口座から謎の60万円が引き落とされていた！ そんな場合、お金は補償される？

家で過ごすことが大好きなHさんは、音楽や映画など、さまざまなサブスクリプションサービスを利用しているといいます。支払いはすべて口座引き落としにしており、Hさんは毎月どれくらい引き落とされるかをきちんと把握していました。
 
そんなある日、音楽のサブスクリプションサービスから、支払いができませんと連絡が届いたそうです。

使った覚えのない60万円が引き落とし……。一体これは!?

毎月引き落とされる金額を把握していたHさんは、初めて受け取ったメッセージに驚いたといいます。口座を確認したところ、覚えない金額が引き落とされていたそうです。
 
「自分が何にいくら使ったか、きちんと把握するようにしていました。しかし口座を見てみると、使った覚えのない60万円が引き落とされていたんです」
 
Hさんは自分の過去の支払いを頭の中で振り返りました。しかし絶対に使ってはいません。ネットで同じようなことがないかと調べたり、一緒に暮らしている彼女に相談したりしましたが、こういうことは警察に言うべきだと勇気を出して電話をすることにしました。
 

デビットカードがいつの間にかスキミング！ 60万円は返ってくる？

警察に相談したところ、真相がわかりました。Hさんのデビットカードはいつのまにかスキミングされていたようです。抜き取られた60万円は全て、ある漫画サイトで利用されていました。
 
「まさか自分がこんな被害にあうなんて驚きです。ニュースではよく見聞きしていましたが、自分の身に起こるとは……」
 
60万円がかえってくるのかどうか、警察と銀行に相談したところ、多くの金額を補償してもらえることになったそうです。
 
「デビットカードを落としたことも、もちろん誰かに貸したこともなく、全く心あたりがありません。おそらくどこかのタイミングで、スキミングされたのでしょうね。保管だけでなく、使用する場所によってはそのようなことがあるのだと学びになりました。もしサブスクからメッセージが来なかったらと思うと、怖いです。気づいたときにはもう遅かったということも考えられます」
 
Hさんと同じように、知らない間に被害にあっている可能性もあります。もし被害にあった場合、しかるべきところにすぐに連絡することが大切です。また、被害にあったときに気づけるよう、引き落とし額は毎月チェックする習慣を身につけたいものですね。ぜひHさんの経験を参考に、カードの扱いには十分注意するようにしましょう。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー