更新日: 2023.04.27 子育て
「奨学金を借りるのは恥ずべきことじゃない」実際2人に1人が借りてる?奨学金の制度についておさらい
そこで、奨学金とはどのような制度で、どれくらいの人が利用しているのかおさらいしていきます。
執筆者:柘植輝(つげ ひかる)
行政書士
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。
奨学金制度の概要
奨学金とは、経済的な理由から学業を修めることが困難な学生に対して行われる経済的支援策のひとつです。
奨学金は日本学生支援機構の他、自治体や企業、学校などさまざまな団体が運営しています。とはいえ自治体や企業、学校の奨学金はハードルが高く、多くの学生は日本学生支援機構の奨学金を利用しています。
また、奨学金は卒業後返還していく貸与型と、返還が不要となる給付型の2種類あり、多くの学生は貸与型の奨学金を利用しています。貸与型の場合、無利子で借り受けた場合を除いて、卒業後一定の利率に基づいた利子を付して返還することになります。
しかし、奨学金の利子は基本的に金融機関から借り受けるローンの利子と比べて低くなっており、利子の存在に過敏になる必要はありません。
奨学金はおおよそ2人に1人が利用している!
奨学金を利用して進学するという方は決して少なくありません。
昼間部の大学生における利用者数は令和2年度で49.6%と、およそ2人に1人が奨学金を利用しています。昼間部の短期大学生においては56.9%となっています。直近の推移を見ても50%前後を推移しており、多くの学生が奨学金を利用して進学していることが分かります。
図表
出典:独立行政法人日本学生支援機構 令和2年度 学生生活調査結果
奨学金と聞くとあまり良いイメージを持てなかったり、お金がないことを認めるようで恥ずかしいと感じる方もいるようですが、奨学金は進学先で学んで国や地域の発展に貢献したり自分の夢を実現することのできる人を多く増やす、素晴らしい制度です。
奨学金を使うことが恥ずかしい。奨学金なんて使っているのは自分だけではないのか。そんなマイナスなイメージで悩んでしまう必要はありません。奨学金は恥じることなく堂々と利用しても問題のない制度なのです。
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奨学金を利用する際の注意点
奨学金を利用する際は必ず奨学金を利用していることを自覚しておかなければなりません。
特に貸与型であれば卒業後に返済することを踏まえて学生生活を送り、就職について考えていかなければなりません。給付型であれば学業の不振によって打ち切られてしまうこともあるため在学中はしっかりと学ぶ必要があるでしょう。
しかし、現実には奨学金を利用している学生であっても、そういった注意点を理解していない方も多くいらっしゃいます。奨学金を利用する際は自身の利用する奨学金の制度について正しく理解し、返済が必要な場合はそれも踏まえて利用しなければなりません。
奨学金を利用するのでれば正しい理解が重要である
奨学金は昼間部の大学生のおよそ2人に1人が利用している制度です。制度としても学生を支援するためのものであり、利用を恥じるようなものではありません。一方で、正しく理解しないまま奨学金を利用することで後々苦しむことになるなど社会問題化している面があるのも事実です。
今奨学金を利用している学生、これから奨学金を利用する方、どちらの場合であってもあらためて奨学金の制度について知り考えてみてください。
出典
独立行政法人日本学生支援機構 令和2年度 学生生活調査結果
執筆者:柘植輝
行政書士