更新日: 2023.04.28 その他暮らし

20代はもうけ話や美容の誘惑に要注意! 詐欺やトラブルの実態を知っておこう

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

20代はもうけ話や美容の誘惑に要注意! 詐欺やトラブルの実態を知っておこう
消費者庁のデータから、20代からの美容医療や情報商材に関する相談は多く、「もうけ話」や「美容」の誘惑に弱いことが見て取れます。世の中に、「安く美容医療が受けられる」「簡単に誰でももうかる」という仕組みはありません。もしSNSや知人を通じて怪しい勧誘を受けても、冷静に考えて拒否することが大切です。
 
本記事で、20代が被害に遭いやすい詐欺やトラブル事例を紹介していくので、参考にしてみてください。
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多くの若者がトラブルに巻き込まれている

消費者庁の資料によると、消費生活相談に占める20歳代の割合は非常に多いことが分かります。

【消費生活相談に占める20歳代の割合】

美容医療:44%
情報商材:41%
暗号資産:22%
投資用マンション:34%

中でも、美容医療と情報商材に関する相談が多いです。20代は社会人経験が浅く、甘い勧誘に引っかかりやすいことから、売り込む側のターゲットになるケースが多いといえるでしょう。
 

トラブルに巻き込まれないために

トラブルに巻き込まれないためには、詐欺の手口を知り、冷静に判断することが大切です。以下で、トラブルに巻き込まれないために意識するべきポイントを解説していきます。
 

手口を知る

詐欺の手口としてよくあるのは、「甘い言葉で誘い出して高額商品を買わせること」です。

【よくある誘いの手口】

●絶対にもうかる投資ソフトを作ったので買ってほしい
●誰でも簡単にもうかる副業があるので、セミナーを受けてほしい
●初回無料で美容医療を受けられるので、相談してみないか?

いずれも、「もうけたい」「キレイになりたい」という多くの人にある欲望につけ込む誘い文句です。上記のような甘い文句で誘いを受けたら、速やかに距離を置くことをお勧めします。
 

うまい話に飛びつかない

前提として、この世にうまい話はありません。「誰でも簡単にもうかる副業」が実在したとしたら、全員が行うためいずれは稼げなくなるはずです。
 
また、初回無料で美容医療を受けられるとしても、無料だとクリニックは運営を続けることができません。「営業をして高額なコースを契約させる」という手口で囲い込もうとしている、とイメージするべきでしょう。詐欺やトラブルを避けるためには、「うまい話に飛びつかない」ことが鉄則です。
 

即答せずに一度持ち帰る

知人の誘いなどで、実際に悪徳業者と会う可能性もあるでしょう。もし怪しいセールスや勧誘を受けたら、その場で契約するかしないかを即答するのは避けましょう。
 
「一度持ち帰って検討します」と伝え、冷静に考えて「やっぱりおかしい」と感じたら、その後一切会わないようにすれば大丈夫です。連絡を絶つことが、トラブルを避けるための効果的な手段になります。
 
悪徳業者は「100人中1人でも引っかかればいい」と考えているため、引っかかる見込みがない人に対してはしつこく営業をしてこないケースが多いです。もし、しつこく営業を受けたら、消費者庁や国民生活センターに相談しましょう。
 

まとめ

20代は社会経験の浅さなどから、もうけ話や美容に関連した詐欺・トラブルの被害に遭う人は多くいます。人間には欲望がある以上、甘い話についつい反応してしまうのは仕方のないことです。
 
しかし、「この世にうまい話はない」という大原則を知っておくと、未然に詐欺やトラブルに遭うリスクを軽減できます。詐欺の手口を知り、距離を置く方法を知って大切な資産を守っていきましょう。
 

出典

消費者庁 20歳代の若者の「もうけ話」「美容」をめぐるトラブルの状況
消費者庁 友達から怪しいもうけ話を持ちかけられたら要注意!~それってマルチかも!?~
消費者庁 美容医療を受ける前にもう一度
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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