レンタカーに「犬」はNG？ 勝手に乗せると「罰金」を支払う必要がある？

レンタカーを利用する人の中には、愛犬との旅行を楽しみたいという人もいるでしょう。しかし、レンタカーは不特定多数の人が利用するものです。自分が所有する車でもないのに、犬も同乗させていいのかどうか疑問に感じる人は多いかもしれません。
 
そこで今回は、レンタカーに犬を乗せても大丈夫なのかどうか、同乗可能な場合の注意点や料金の違いなどを紹介します。

犬も同乗できるレンタカーは多い

結論からいえば、犬も同乗可能なレンタカーはたくさんあります。国内のレンタカーの多くは、犬が同乗することを許可しています。
 
ただし、ペット可でも条件が設定されている場合がほとんどです。車種が限定されていたり、店舗によっては対応していなかったりします。対応しているレンタカー会社なら、どの店舗や車種でも利用できるわけではなく、扱っていない店舗や車種もあるため事前に確認が必要です。
 

犬を同乗させるときの注意点

では、実際に犬をレンタカーに乗せる際の一般的な注意点をいくつか紹介します。
 
・事前予約をして確認する
レンタカー会社によっては、ペットの同乗には事前予約が必要です。予約なしの場合、利用できないこともあります。また、利用の際は同意書などへの署名も必要です。
 
・体重制限がある
ペットの体重制限をしている場合、多くのレンタカー会社が10キログラム以下としています。ただし、特に制限されていなくても体重が10キログラムを超える犬の場合は、事前に相談したほうがいいでしょう。
 
・ケージを用意する
原則として、車内ではペットを自由にさせておくことはできません。通常はケージが必要です。ケージについては、サイズが指定されている場合もあれば材質を問わない場合もあり、レンタカー会社によってさまざまです。なお、通常の場合、ケージは利用者が用意します。
 
・専用シートに乗せる
レンタカー会社の中には、専用シートが用意されている場合もあります。専用シートがある場合は、その上にケージを置くと考えておけばいいでしょう。
 
・抜け毛や汚損に注意
レンタカーを利用する上で注意したいのは、修理や消臭等が必要になったときの営業補償（NOC）です。犬を乗せるときは、抜け毛や汚れ、臭いの付着などに注意しましょう。かみつきなどで車にキズをつけないことも注意しておきたい点です。
 

犬を乗せる際の料金は？

ペットを乗せる場合の料金は、レンタカー会社によって異なります。事前予約をしてケージに入れるなどの注意点を守っていれば、特に料金が加算されない場合もあります。料金が加算される場合は、1回の貸し出しにつき税込み550円としている場合が一般的です。
 
また、ペットを乗せる専用シートを購入することが条件になっている場合もあるので、事前に確認したほうがいいでしょう。ただし、注意点としても説明したように、犬を乗せていて汚したり臭いがついたりしたときは、営業補償として数万円を支払わなければならない可能性が高いです。
 

ペットの同乗は事前予約が必要

レンタカー会社のほとんどは、ペットを同乗させる際は事前予約を必要としています。ペットを乗せるにあたって別料金が発生する場合も多く、専用シートやケージ、同意書への署名なども必要になります。
 
借りた後で勝手に乗せると、思わぬトラブルになる場合もあるので、注意しましょう。犬を乗せるときには、利用する前にペットの同乗に対応しているかどうかを確認し、注意にしたがうことが必要です。
 

出典

トヨタレンタカー ペット同乗について
ニッポンレンタカー ペット同乗についてのご注意
オリックス自動車株式会社 オリックスレンタカー ペット同乗について
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー