更新日: 2023.04.30 その他暮らし

自転車保険加入検討中の方は要注意。実は自転車保険に加入済みかもしれない!? 確認の仕方は?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

自転車保険加入検討中の方は要注意。実は自転車保険に加入済みかもしれない!? 確認の仕方は?
自転車を運転する際に起こるけがや第三者への損害の補償のために、自転車保険への加入を検討する人もいるのではないでしょうか?
 
未加入の場合、保険会社が提供する自転車保険や、クレジットカードに付帯する自転車保険に加入するなど、いくつかの加入方法があります。また、自分では加入していないと思っていても加入していたというケースもあるので、事前に加入状況を確認してから手続きを進めるとよいでしょう。
 
本記事では、自転車保険の概要、自転車保険に加入する方法や加入状況を確認する方法を解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

自転車保険とはどんな保険?

 
自転車保険は、自転車を運転する際に起きたけがによる通院費や入院費を補償する「傷害保険」、第三者の身体や財物を傷つけたことによる損害を補償する「個人賠償責任保険」の、2種類の保険で構成されています。補償の対象となる人が本人だけでなく、配偶者や親族家族も含まれるのか、補償内容の充実度によって負担する保険料が異なります。
 
自転車保険という名称から、補償範囲は自転車を運転して起きたけがや損害に限ると考えている人もいることでしょう。自転車保険では、自転車事故だけでなく日常生活で起きたさまざまな損害を補償してくれます。
 

全国で自転車保険の加入義務化が進んでいる

自転車事故による重大な損害が増えていることから、自治体へ自転車保険への加入義務化が進んでいます。
 
国土交通省の「自転車損害賠償責任保険等への加入促進について」によると、平成27年10月に自転車保険加入義務化の条例改正を、兵庫県で初めて導入されたことを伝えています。また、令和5年4月1日現在、32都府県で加入を義務化、10道県が加入を努力義務化する条例が制定されているとのことです。
 

自動車保険に加入する方法とは?

 

自転車保険に加入するには「保険会社が提供する保険」「クレジットカードに付帯する保険」の2つの方法があります。選ぶ保険ごとに補償内容や支払う保険料の額、保険料の支払い方法が異なるため、事前に比較・確認して自分に合った保険を選んでください。
 
【保険会社が提供する自転車保険に加入する】
保険会社が提供する自転車保険に加入する場合、保険会社のWebサイト、代理店窓口などから申し込めます。自転車販売店で保険に加入できる場合もありますが、選択の自由度が低く、提携する保険会社が取り扱う自転車保険に限定される可能性が高いです。
 
【クレジットカードに付帯する自転車保険に加入する】
クレジットカードによっては、自転車保険が付帯する場合があります。クレジットカードに申し込むと自動で付帯するものもあれば、別途申し込み手続きが必要とするものもありますので、詳しくはクレジットカード会社の案内を確認するとよいでしょう。

 

自動車保険に自転車特約を付帯することも可能

自転車保険に加入する以外にも、自動車保険に自転車特約を付帯できる場合があります。
 
しかし、自転車保険は傷害保険と賠償責任保険の2種類で構成されているのに対し、自転車特約は補償対象の範囲や補償内容が限定される可能性が高いです。
 
「本人や夫婦、親族というように補償対象となる人の範囲を選べない」「自転車保険には含まれる通院費が補償されない」など、自転車を運転する際に起きたけがや損害を補償しきれない場合もあるでしょう。
 
自動車保険に自動車特約を付帯させる際には、補償内容や補償範囲を十分に確認するようにしてください。
 

自転車保険の加入状況を確認する方法とは?

 
自転車保険の加入状況や、自動車保険に自転車特約の付帯があるかどうか分からない場合、以下の方法で確認できます。

●保険会社のWebサイトの契約者専用ページ
●保険証券
●契約内容のお知らせ
●カスタマーセンターへ電話をかける

受付時間を設けているカスタマーセンターへ電話をかける方法以外なら、すぐに加入状況や自動車保険に自転車特約の付帯があるかどうかを確認できます。
 

自転車保険の加入状況を確認して万が一のトラブルに備えよう

 
自転車保険への加入を義務化、加入の努力義務化を導入する自治体が多い状況です。自転車保険は、自転車を運転する際に起こったけがだけでなく、相手への損害も補償対象に含まれます。特に損害賠償は高額になるケースが多いため、万が一に備えて自転車保険に加入しておくか、加入状況を改めて確認しておくとよいでしょう。
 
確認した結果、すでに自転車保険に加入している場合は、補償内容や補償範囲に不足がないかを見直してみてもよいかもしれません。
 

出典

国土交通省 道路:自転車損害賠償責任保険等への加入促進について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集