更新日: 2023.05.10 その他暮らし

冷蔵庫は「霜取り機能」が付いてるほうがいい? メリット・デメリットを解説

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

冷蔵庫は「霜取り機能」が付いてるほうがいい? メリット・デメリットを解説
冷蔵庫を使用する上で避けては通れないのが冷凍庫の霜取りです。しかし、霜取りは本当に必要なのかどうか、また自動霜取り機能がついている冷蔵庫を購入したほうがいいのか、悩んでいる人もいるのではないでしょうか。本記事では、自動霜取り機能のメリット・デメリットや、かかる費用について解説します。
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冷凍庫の自動霜取り機能とは?

冷凍庫の自動霜取り機能とは、冷凍庫内にたまった霜を自動的に解凍して除去する機能です。一般的には、冷凍庫内にある温度センサーが定期的に測定し、霜の厚みや冷却室内の湿度に基づいて、必要に応じて自動的に霜取りを行います。
 
霜は大きくなりすぎると庫内を圧迫し、収納スペースの減少につながるだけでなく、故障の原因にもなりかねません。自動霜取り機能がついていない冷蔵庫を購入する場合は、定期的に手作業で霜取りを行ったほうがよいでしょう。
 

自動霜取り機能のメリット・デメリット


 
それでは、自動霜取り機能があることで具体的にどのような恩恵を受けられるのでしょうか。ここでは自動霜取り機能のメリット・デメリットについて解説します。
 

・自動霜取り機能のメリット

自動霜取り機能の最大のメリットは、霜取りを行う手間が省ける点です。手動で霜取りを行う場合、冷凍庫内の食品をすべて出し、電源を切って解凍する必要があります。冷凍庫内を清掃して食品を入れ直すのは時間や手間が大きくかかるため、自動的に霜取りを行うことでこの手間を省けるのは大きなメリットといえるでしょう。
 
また、このように手動で霜取りを行うと、冷凍庫内の温度が上昇してしまいます。すると、再度稼働を始めて冷凍庫の温度を下げる際の電力消費が大きくなり、電気代がかかってしまうのです。
 

・自動霜取り機能のデメリット

一方で、自動霜取り機能にはデメリットもあります。それはこの機能そのものによって電気代が増加する可能性がある点です。自動霜取り機能が動作する際には、霜を取り除くために冷凍庫内の温度を一時的に上昇させることから、冷凍庫の冷却装置がより強力に動作する必要があります。
 
また、わずかながら冷凍庫内の温度が一時的に上昇するため、場合によっては収納された食品の鮮度に悪影響をおよぼす可能性もあるでしょう。
 

自動霜取り機能にかかる費用は?

それでは、自動霜取り機能を利用するためには具体的にどれくらいの費用がかかるのでしょうか。ここでは冷蔵庫本体の価格と電気代の2つに分けて見ていきましょう。
 

・本体価格

本体価格は、霜取り機能だけでなく容量やメーカーによっても大きく異なりますが、例えば、同じメーカーでほぼ同容量の製品を比較すると、霜取り機能つきのものは容量126リットルで4万5000円ほど、霜取り機能がないものは128リットルで3万4000円ほどです。1万円以上の差があるため、機能の有無によって本体価格はそれなりに変動すると考えたほうがよいでしょう。
 

・電気代

霜取り機能にかかる電気代は、冷凍庫の機種や大きさ、使用頻度、霜取りの頻度などによって異なります。一般的には、霜取りの頻度が少ないほど、電気代の節約が可能です。具体的には、先ほど例としてあげた機種で比較すると、霜取り機能がないものは年間の消費電力が243kWhで、これは電気代にして6561円ほどです。
 
一方で霜取り機能つきのものは年間消費電力が338kWhと、電気代でみると9126円かかってしまいます。ただし、この電気代は、手動で霜取りをした際の急冷にかかる電気代などは考慮されていません。特に霜取り機能がついた最新型の機種は省エネの度合いが高いことも多く、その他の機能も含めて総合的に選んだほうがよいでしょう。
 

省エネも考えて自動霜取り機能の有無を選ぼう

自動霜取り機能を備えた冷凍庫は本体価格や電気代が高くなる傾向にありますが、その分ほかの多くの機能を備えていたり、省エネができたりする場合もあります。単純に価格だけを見るのではなく、購入前にエネルギー消費効率表示などを確認することも重要です。自分の利用頻度に応じてライフスタイルに合ったものを選ぶようにしましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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