電気圧力鍋は「節約効果」バツグン?ガス使用時の光熱費と徹底比較!

配信日: 2023.05.19 更新日: 2023.05.22

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電気圧力鍋は「節約効果」バツグン?ガス使用時の光熱費と徹底比較!
毎日の料理の時短アイテムとして、人気の高い「電気圧力鍋」ですが、ガスコンロで調理したときと比べて、どちらのほうが光熱費を抑えられるのでしょうか?
 
今回は、電気圧力鍋を使用した際の電気代と、ガスコンロを使用した際のガス代を比較してみました。
 
それぞれをうまく使い分けることで、光熱費を節約できるかもしれません。調理方法を工夫して、時短&節約のどちらもかなえましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

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電気圧力鍋を使用した場合の電気代

まずは、電気圧力鍋を使用した場合の電気代をみてみましょう。電気圧力鍋にかかる電気代は、以下の計算式で算出できます。
 
消費電力(kWh)×使用時間(h)×電気代単価(円/kWh)
 
消費電力がW表記されている場合は、1000で割ってkWhに変換しましょう。
 
例として、消費電力が800Wの電気圧力鍋で調理した場合の電気代を計算します。カレーを作る場合を仮定して、大体50分間(約0.83時間)の稼働が必要だとします。
 
その場合の電気代は、以下の通りです。
※東京電力エナジーパートナー電力量料金単価:19.91円/kWh(~120kWhの場合)
 
800(W)÷1000=0.8(kWh)
0.8(kWh)×0.83(h)×19.91(円/kWh)=13.22024(円)

 
電気圧力鍋でカレーを作ると、約13円の電気代がかかることが分かりました。毎日同じ時間を使用すると、1ヶ月で390円ほどかかります。
 

ガスコンロを使用した場合のガス代

次は、ガスコンロを使用した際のガス代をみてみましょう。
ガス代を求める計算方法は、以下の通りです。
 
ガスコンロの火力(kW)×発熱量3.6(MJ/h)×時間(h)÷ガスの発熱量(MJ/立方メートル)×ガス単位料金
 
少し複雑なため、順番に計算してみましょう。
 
ガスコンロによっても火力は異なりますが、中火の場合は大体1.5~3kWが目安になります。
 
ここではカレーを作るために、中火2.5kWのガスコンロで50分調理した際のガス代を計算します。ちなみに、火力による発熱量は、1kW=3.6MJ/hで計算します。

●ガスコンロの火力=2.5kW
●時間=0.83(h)
●ガスの発熱量=45(MJ/立方メートル)
※都市ガスの熱量
●ガス単位料金=145.31(円/立方メートル)
※東京ガスの場合

2.5(kW)×3.6(MJ/h)×0.83(h)÷45(MJ/立方メートル)×145.31(円/立方メートル)=24.12146(円)
 
ガスコンロでガスを使ってカレーを作ると、約24円のガス代がかかることが分かりました。毎日使用すると、1ヶ月あたり720円ほどガス代がかかり、調理時間が増えたり、火力が強くなったりすると、その分、ガス代も高くなります。
 

カレーを作る際にかかる光熱費が安いのは「電気圧力鍋」

計算した結果より、カレーを作る場合の光熱費は以下の通りでした。

●電気圧力鍋:約13円
●ガスコンロ:約24円

比較してみると、電気圧力鍋のほうが、11円安くなることが分かります。
 
電気圧力鍋をうまく活用することで、毎日の料理にかかる光熱費を抑えられるかもしれません。
 

電気圧力鍋を賢く使って光熱費を節約!

今回の結果から、電気圧力鍋を使用したほうが、ガスコンロを使って料理をするよりも、光熱費を安く抑えられることが分かりました。
 
実際に1食分の料理を作る際は、ほかにも、副菜や汁物を同時に調理することが多いでしょう。そのため、煮込み料理などの時間がかかるものは電気圧力鍋で調理して、ほかの副菜などは、同時にガスコンロを使用するなど、うまく使い分けることがポイントです。
 
そうすることで、光熱費を節約できるだけでなく、効率がよくなり、時短や家事の負担軽減にもつながるでしょう。
 

出典

東京電力エナジーパートナー株式会社「料金単価表‐電灯(従来からの料金プラン)」
東京ガス株式会社「都市ガスの種類・熱量・圧力・成分」
東京ガス株式会社「ガス料金表(家庭用/業務用・工業用 共通)」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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