更新日: 2023.05.23 子育て

シングルになり、子どもを「学童」に預けたいです。仕事で夜遅くなっても大丈夫でしょうか? 料金はどのくらいですか?

シングルになり、子どもを「学童」に預けたいです。仕事で夜遅くなっても大丈夫でしょうか? 料金はどのくらいですか?
働く保護者にとって、子どもが学校を終えたあとどう過ごすかは気がかりな問題といえます。仕事があるものの子どもを1人にしておきたくない、自分が自宅に帰るまで安全に過ごしてほしいと願う保護者も多いのではないでしょうか。
 
このようなとき、便利なのが「学童」です。ただ、学童はどのくらいの時間まで、いくらくらいで利用できるのでしょうか。そこで、この記事では学童の概要や料金の目安について、解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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そもそも「学童」とは?

学童とは、放課後や夏休みなどに小学生を預けられる施設をいいます。場合によっては学童保育や学童クラブなどと呼ばれることもあります。学童はそこで働くスタッフが子どもの面倒を見てくれることが特徴です。
 
例えば、一緒に学校の宿題をしたり、遊んだりして過ごすことが一般的です。保護者が仕事で忙しく夜遅くまで家に帰れない場合、施設によってはスタッフが子どもと一緒に夕食をとるところもあります。
 
夜まで子どもを預けられるため、保護者も安心して仕事に打ち込めるでしょう。なお、厚生労働省が2022年に発表したデータによると、放課後児童クラブに利用登録している児童数は139万2158人としています。
 
この人数は過去最高値を更新しており、多くの児童が学童を利用していることがうかがえます。また、学童を利用する際に気になるのがいつまで子どもを預けられるかという点です。
 
厚生労働省が2017年に発表したデータによると、平日18時半~19時まで開所している学童クラブは47.7%、19時1分以降も開所しているクラブは7.2%となっています。
 
このように18時まで開いている施設も多く、放課後から保護者が帰宅するまでの間、子どもの面倒を見てほしいというニーズに幅広く対応しています。子どもの安全を願う保護者にとって、非常に心強く便利なサービスといえるでしょう。
 

学童の種類と利用料金の目安

学童は大きく分けると「公設公営」「公設民営」「民設民営」の3種類があり、設置・運営する団体によって利用料金など異なる点があります。利用の前に、それぞれの概要や利用料金の目安について知っておきましょう。
 

・公設公営

公設公営は自治体が設置・運営している学童をいいます。料金は自治体によっても差がありますが、おおむね3000~7000円程度の料金が一つの目安となります。
 

・公設民営

公設民営は自治体が設置し、民間企業・特定非営利活動(NPO)・父母などが運営している学童を指します。自治体や施設によって料金は異なりますが、一般的には3000~7000円程度の料金がかかる場合が多いでしょう。
 

・民設民営

民設民営は民間企業が設置・運営する学童をいいます。子どもへの教育を行う、夜遅くまで預けられるなど、施設によってさまざまなサービスを提供しています。公設より手厚いサービスを受けられることが多い一方で、利用料金が高い傾向です。施設によって異なりますが、大体3~5万円以上の費用がかかることが一般的です。
 

・どの種類の学童を利用すべき?

それぞれ設置・運営する団体によって特徴や利用料金が異なるため、各家庭のニーズに合う学童を選択することがおすすめです。少しでも費用を抑えたい、夜遅くなる前に子どもを迎えに行けるなどの場合は、公設公営や公設民営の学童を選ぶのも良いでしょう。
 
一方、仕事が忙しく夜遅くまで子どもを預けたい、放課後の時間を使って子どもに学習させたいなどの場合は、民設民営の学童が向いています。
 

学童の種類や違いを把握して家庭に合うサービスを選ぼう

学童は学校が終わったあと、放課後に小学生を見てもらえる施設をいいます。なお、学童は公営・民営など運営が異なり、それぞれ特徴や利用料金、受けられるサービスなどに違いがあります。なるべく費用を抑えたい、放課後の時間を有効活用して子どもに学習させたいなど、家庭のニーズに合わせて利用する施設を選んでみてはいかがでしょうか。
 

出典

厚生労働省 令和4年(2022年) 放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況(令和4年(2022年)5月1日現在)

厚生労働省 放課後児童クラブ関係資料

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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