更新日: 2023.05.25 子育て

物価上昇で教育資金の準備はどうする? 大学入学までに資金をつくるおすすめ方法3選

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

物価上昇で教育資金の準備はどうする? 大学入学までに資金をつくるおすすめ方法3選
子育てをされている方は、教育資金の準備をどうしていますか? 教育資金の準備方法は、貯金だけではありません。将来の教育資金を準備するために、有効な手段は複数ありますが、ほとんど知らない人も多いでしょう。本記事では、教育資金の準備に役立つ3つの方法をご紹介します。ぜひ最後までお読みください。
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教育資金を貯金だけで用意するリスク

教育資金といっても、さまざまな費用があります。教育費無償化も検討されているなか、多くの人が心配しているのは大学の学費ではないでしょうか。以下で、大学の学費と教育資金を貯金だけで用意するリスクについて解説します。
 

教育資金に必要な金額

教育資金は、特に大学入学後に必要とされます。独立行政法人日本学生支援機構が実施した「令和2年度学生生活調査」によると、学生1人が年間に必要な費用は、国立・公立・私立大学昼間部の全国平均値で181万3000円でした。
 
4年間通学する場合は、平均725万2000円です。この結果から、大学入学までに約725万円以上のお金を用意しておく必要があるといえるでしょう。
 

物価上昇によってお金の価値が下がる

大学入学までに、費用を貯金する方も多いのではないでしょうか。しかし、なにも考えずに貯金するのは危険です。特に、将来使うお金を貯金だけで用意するのはやめましょう。
 
現代の世界では、緩やかに物価が上昇していきます。一般的に世界の物価上昇率は3%程度とされており、日本も2%程度の緩やかな物価上昇を目標にさまざまな対策を立てている最中です。物価が上昇すれば、現金の価値が下がります。現金をそのまま持っていては、徐々に資産価値が減っていくので、貯金だけで将来のお金を用意してはいけません。
 

教育資金を準備するおすすめの方法

教育資金を準備するために有効な手段は、「保険を活用する」「投資で運用する」「銀行預金」の3つです。それぞれについて、以下で解説します。
 

保険を活用する

保険を活用して、教育資金を準備する方法はおすすめです。保険にもさまざまな商品がありますが、教育資金の準備として活用しやすいのは以下の保険です。
 

【教育資金として利用できる保険】

●学資保険
●終身保険
●養老保険
●個人年金保険日

 
保険で教育資金を備えると、万が一の保障も受けられます。死亡した場合は保険金が受け取れるといったメリットがあり、病気やけがで働けなくなった場合は保険料の払い込みが免除されるものもあります。
 
一方で、その他の資産運用法と比較すると利回りが低いので、利回りを優先する方には不向きでしょう。万が一の保障を受けながら教育資金も用意したい人に最適な方法です。
 

投資で運用する

投資で教育資金を用意する方法もあります。教育資金として運用するのであれば、リスクの高い投資商品を避けて、安定して運用できるものを選びましょう。以下の投資がおすすめです。
 

【教育資金として利用できる投資】

●つみたてNISA
●NISA
●投資信託

 
NISA制度を利用すれば、非課税で利益を受け取れます。ただし、株式相場の影響を受けて利益が増減するリスクがあることも理解しておきましょう。
 

銀行預金

銀行預金で準備する方法もありますが、非常に金利が低いので全てのお金を預けてはいけません。反対に、全てのお金を保険や投資で運用してしまうと、緊急時に使えるお金がなくなります。将来のために使うお金を保険や投資で運用しつつ、生活費の半年〜1年分程度のお金は銀行に預金しておきましょう。
 

まとめ

本記事では、教育資金の準備方法について解説しました。貯金だけで教育資金に備えると、物価上昇によってお金の価値が下がるリスクもあります。全てのお金を貯金で備えるのではなく、保険や投資を活用してお金を運用する意識を持ちましょう。
 

出典

独立行政法人日本学生支援機構 令和2年度学生生活調査

金融庁 つみたてNISA

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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