更新日: 2023.05.25 その他暮らし
「マイナポイント」を申請したつもりが詐欺被害に!?「マイナポイント詐欺」の注意点を解説
マイナポイントは、2023年2月末までにマイナンバーカードを申請すればお得に受け取れるものですが、マイナポイント詐欺は申請者を狙った悪質な詐欺です。
本記事では、マイナポイント詐欺について紹介するとともに、特殊詐欺の種類についても触れながら解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
特殊詐欺は10種類ある!
特殊詐欺は電話やはがきなどによって被害者をだまし、キャッシュカードや現金を盗んだり、口座に振り込ませたりする詐欺のことです。特殊詐欺は10種類に分類されています。
代表的な特殊詐欺としてはオレオレ詐欺があげられます。被害者の子どもを装って電話をし、キャッシュカードや現金を盗んだり、振り込ませたりする詐欺で社会問題となりました。現在はオレオレ詐欺だけでなく、役割が分担された劇場型の詐欺もあるので、特殊詐欺として多くの分類がされています。
オレオレ詐欺以外では、「預貯金詐欺」、「架空料金請求詐欺」、「還付金詐欺」、「融資保証金詐欺」、「金融商品詐欺」、「ギャンブル詐欺」、「交際あっせん詐欺」、「その他の特殊詐欺」、「キャッシュカード詐欺盗」に分類されています。
マイナポイント詐欺とは?
マイナポイント詐欺は、前述の分類の中で「預貯金詐欺」や「その他の特殊詐欺」に該当する詐欺です。
具体的には、総務省や市区町村の職員などを装ってマイナンバーや口座番号、暗証番号、家族構成などを聞き出したり、通帳やキャッシュカードを預かったり、手数料の振り込みを促したりする場合が多いようです。
総務省や市区町村の職員は個人情報を聞いたりしない
基本的に、総務省や市区町村の職員は個人情報を聞き出すことはありません。特に、マイナポイントの申請の際にマイナンバーを聞かれそうですが、電話などでマイナンバーを聞き取ることはないので、マイナンバーを聞かれた場合は不審に思うようにしましょう。
また、銀行の口座番号や暗証番号を聞かれることもありません。マイナポイントの申請期間だからこそ「あり得るのでは?」と考えてしまいますが、もし聞かれたとしても答える必要はありません。
まずは自分の身を守るために、個人情報を聞かれた場合は詐欺だと疑う癖をつけておきましょう。
不審に思った場合はすぐに相談を
詐欺を防ぐためには不審に感じた場合は110番をするか、「警察相談専用電話」の#9110、「消費者ホットライン」の188、「マイナンバー総合フリーダイヤル」0120-95-0178などに相談しましょう。
特殊詐欺は常に新しいものが出てきています。悲しいことですが、自身や家族が詐欺に合わないように情報共有を忘れずにしておきましょう。特にマイナポイントの申請など、期限がある場合は、電話やはがきが来ても不思議ではないので受け取りやすいです。
しかし、個人情報を聞かれることはないので、個人情報を聞かれるようなことがあれば詐欺だと思うようにしましょう。
出典
警視庁 特殊詐欺とは
総務省 マイナポイントに乗じた詐欺にご注意ください!
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー