更新日: 2023.05.28 子育て

うちの子、来年は小学校入学だけど学資保険に加入したほうがいい? 選び方は?

うちの子、来年は小学校入学だけど学資保険に加入したほうがいい? 選び方は?
子どもの教育資金を準備するための方法として、学資保険を選ぶ人も多い状況です。中学や高校へ入学・進学のタイミングで満期保険金や祝い金を受け取ったり、生命保険料控除で所得税や住民税を軽くしたりできます。しかし、学資保険に加入するべきか悩んでいたり、必要性の高さを気にしていたりする人もいるのではないでしょうか。
 
本記事では、学資保険について詳しく解説します。加入するメリットや選び方もまとめているので、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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学資保険とは?

学資保険とは、子どもの教育資金を準備することを目的とした貯蓄型の保険です。加入時に保険料の払込期間や受取開始年齢を設定し、月額保険料を払い込みます。中学や高校へ入学・進学をするタイミングで満期保険金や祝い金を受け取るなど、積み立てをする感覚で教育資金を貯めていけるでしょう。
 
また、教育資金を準備する以外にも、貯蓄目的で子どもが成人するまで保険料を支払うなど、自由度が高い点も学資保険の特徴です。
 

学資保険に加入するメリットとは?

加入時に設定したタイミングで満期保険金や祝い金を受け取れる学資保険ですが、その他にも以下のようなメリットがあります。
 

●子どもの教育費を計画的に準備できる
●生命保険料控除の対象となる
●契約者が死亡・高度障害になった場合は保険料の支払いが免除される

 
積み立てたお金を受け取る以外にも、節税が可能で、親などの契約者に万が一のことがあっても保険料の払い込みについて心配する必要がありません。メリット別に解説しますので、内容を把握しておきましょう。
 

子どもの教育費を計画的に準備できる

学資保険の保険料は、加入時に設定した金融機関口座から自動的に引き落とされます。口座に入金さえしておけば積み立てが可能ですし、支払った学資保険の保険料はすぐに引き出せず、満期を迎えるまでは手元にお金が戻りません。
 
「貯蓄をするのは苦手」「手元にお金があると貯めずに使ってしまう」となりがちな人は、学資保険で教育資金を貯めるのが適しているでしょう。
      

生命保険料控除の対象となる

学資保険の保険料は生命保険料控除のうち、一般生命保険料の対象です。1年間で払い込んだ保険料に応じて、所得から一定額が控除されます。
 
生命保険料控除の手続きは、会社員の場合は年末調整、自営業者や個人事業主、フリーランスの場合は確定申告で行います。生命保険料控除によって、所得税や住民税の軽減効果を期待できるのは、学資保険の大きなメリットといえるでしょう。
      

契約者が死亡・高度障害になった場合は保険料の払い込みが免除される

学資保険の多くでは、契約者である親が以下の状態となった場合に以後の保険料の払い込みが免除されます。
 

●死亡
●高度障害状態
●不慮の事故により所定の身体障害の状態

 
保険料の払い込みが免除されても、保障は継続するため満期保険金や祝い金の受け取りが可能なので安心です。ただし、保険料の払い込みが免除されるための条件は保険会社によって異なりますので、加入手続きをする前に確認しておくとよいでしょう。
 

学資保険の選び方とは?

学資保険を選ぶ際に重要視したいポイントは、以下のとおりです。
 

●返戻率
●月額保険料
●保険料の払込期間
●満期保険金や祝い金の金額と受け取るタイミング

 
学資保険を選ぶ際に、重要視されるポイントの一つが返戻率です。返戻率とは「払い込んだ保険料に対して将来的にどのくらいの保険金を受け取れるのか」の割合です。
 
「保険金の受取総額÷払込保険料の総額×100」で計算し、返戻率が100%上回るか下回るかで、払い込んだ保険料の総額よりも多くの満期保険金や祝い金を受け取れるかが把握できます。
 
また、満期保険金や祝い金をいつ受け取れるのか、満期保険金や祝い金がどのくらいなのかは学資保険ごとに条件が異なります。中学校や高校入学時など、教育資金が必要なタイミングに合わせて満期保険金や祝い金を受け取れるかどうかをイメージしておくことも重要です。
 

子どもの教育資金を確実に貯めたい人は学資保険を活用しよう

学資保険は、子どもの教育資金を計画的に準備するための保険制度です。子どもの教育費を貯金だけで十分に賄える、途中で解約するかもしれないという人には、不向きかもしれません。
 
「いつ満期保険金や祝い金を受け取るのか」「保険料の払込期間はどのくらいにするのか」を早い段階で決めて、目的に合った学資保険を選んでみてください。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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