更新日: 2023.06.09 その他暮らし
資金調達以外にも使える!? クラウドファンディングの意外な活用方法とは?
しかし、使い方によっては、さまざまなビジネスに活用できますので、実際に成功している企業や個人店なども、多数存在します。
そこで今回は、クラウドファンディングの仕組みと、資金調達以外の活用方法をご紹介します。マーケティング戦略に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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クラウドファンディングとは?
クラウドファンディングとは、インターネット上で、不特定多数の人から資金を調達するサービスを指します。
資金調達と聞くと、金融機関からの融資などを思い浮かべる人も多いでしょう。
しかし、クラウドファンディングは「手軽」かつ「拡散性の高さ」が魅力の、新しい資金調達方法です。起案者(資金を募る側)と支援者で成り立っており、間にクラウドファンディングサイトが仲介しています。
クラウドファンディングは、いくつかの分野に分類され、それぞれシステムが異なります。ここでは、代表的な「購入型」「寄付型」「金融型(融資型)」について簡単にまとめました。
購入型
起案者の提案に対して、支援者がお金を支援することで、リターンとして物やサービスが手に入る仕組みです。
寄付型
起案者にリターンを求めずに、支援者がお金を支援する方法です。例として、震災での被災地復興や、発展途上国への寄付などが挙げられます。
金融型(融資型)
起案者(企業など)に対して、クラウドファンディング事業者が仲介して、融資の形態で支援する方法です。そのため、支援者は投資家などが対象となり、金銭的なリターン(利息)を得ることが特徴です。
ほかにも、株式投資型やファンド型などの種類があります。
クラウドファンディングの意外な活用法とは?
クラウドファンディングは、資金調達として活用する人がほとんどですが、このほかにもいくつか活用方法があります。
ここでは、資金調達以外の活用方法や、成功事例をご紹介します。
テストマーケティングとして活用する
クラウドファンディングは、テストマーケティングとして活用できます。
販売前の新商品や、開発が決定したプロジェクトなどに対して、ユーザー(支援者)がどのような反応を示すのかを調査できます。
ユーザーの反応によって、販売前や開発前に問題点を抽出して改善できるため、効果的なテストの方法といえるでしょう。
ファンを集める集客として活用する
クラウドファンディングは、集客としても活用できます。
営業開始前の店や、発売前の商品などの情報を公開することで、ユーザー(支援者)に興味を持たせて、事前にファンとして取り込むことが可能です。
例えば、クラウドファンディングサイトのCAMPFIREでは「完全会員制パフェバー」の支援募集が行われました。
そこでは「先行で会員募集」という形で掲載され、営業開始前に話題となりました。4000円~のリターンと、高単価ではありましたが、目標支援総額を超えて募集終了となるほどの人気に!
このように、うまく活用することで、集客としても効果が期待できるでしょう。
認知度向上やPRに活用する
クラウドファンディングは、PR活動などの認知度向上に向けて活用することも可能です。
例えば、応援購入サービスMakuakeでは、創業200年を誇る老舗店「京都伊吹」が、抜染作務衣をリターンとして支援を募集。資金調達が一番の目的ではなく、日本の伝統を広めて、日本の和服のよさを知ってもらいたいとの思いから、プロジェクトを立ち上げたそうです。
目標金額は50万円でしたが、応援購入総額が300万円超という、大きく超える結果となりました。
クラウドファンディングの効果は資金調達だけではない
クラウドファンディングは、資金調達としての活用だけでなく、集客や認知度向上などマーケティングとしての要素も大きく含みます。
うまく活用することで、ブランディングやプロジェクトの商品化成功など、ビジネスとしても効果が期待できるでしょう。新しくマーケティング戦略を検討中の人は、ぜひ参考にしてください。
出典
株式会社CAMPFIRE 渋谷の雑居ビルに「完全会員制パフェバー」誕生。CAMPFIRE先行で会員を募集
株式会社マクアケ Makuake 創業200年 京都伊吹がつくる【本格派・抜染作務衣】職人が施す手捺染加工
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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