更新日: 2023.06.10 その他暮らし

飛行機の座席クラスごとの違いとは?チケット料金の差額以外に何が違う?

飛行機の座席クラスごとの違いとは?チケット料金の差額以外に何が違う?
航空会社には、座席クラスと呼ばれる、シートごとの区分が設定されていることが多くあります。飛行機のチケット料金は、利用する座席クラスによって異なります。
 
座席クラスによる差額の詳しい内容について、ご紹介いたします。
FINANCIAL FIELD編集部

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飛行機の座席クラスとは?

飛行機には「クラス」と呼ばれる、座席の区分が設定されています。上からファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスという、三つの分け方が一般的によく知られています。
 
多くの場合、ほとんどの座席はエコノミークラスで、一部分がビジネスクラス、ファーストクラスです。シートクラスの設定方法は航空会社ごとに異なり、同じ航空会社であっても、使用機材や区間、国内線と国際線で変わるケースがあります。
 
呼び方も、航空会社ごとに違いがあります。ファーストクラスではなくて、プレミアムクラス、エコノミークラスではなくて、普通席、スタンダードといったように、さまざまです。
 
最近では、ビジネスクラスとエコノミークラスの間に、プレミアムエコノミーというクラスを導入している会社も増えてきています。ファーストクラスがない航空会社や、座席のクラス分けがなく、すべて同じシートの航空会社など、多様化の傾向にあります。
 

座席クラスによる違いとは?

飛行機の座席クラスによる違いには、具体的にどのようなものがあるのか、みていきましょう。
 

料金の違い

国際線では、それぞれのクラスで、数十万円の料金差があります。国内線の場合、エコノミークラスとファーストクラスとの違いは、おおよそ1万円程度です。プレミアムエコノミークラスは、エコノミークラスに1000円程度加算することで、利用できる会社が多いようです。
 

座席の違い

座席クラスが上がると、座席のクオリティーも上がります。座席幅や前の座席との間隔が広く、モニターや電源などの設備も充実しています。
 
国際線のビジネスクラス以上であれば、フルフラットで座席を倒すことができて、扉や仕切りがあることによって、周囲を気にせずにゆったり過ごせる、個室のようなシートもあります。国内線で、1、2時間程度のフライトであれば、座席が多少窮屈でも我慢できますが、国際線で、長時間となると、座席の違いで肉体的疲労が大きく変わるでしょう。
 

機内サービスの違い

機内で受けられるサービスも、クラスによって異なります。アッパークラスのシートでは、無料のドリンクサービスが受けられます。
 
国際線では、機内食が豪華になり、レストランのようなカトラリーで食べられます。選択肢も増えて、お酒を飲むこともできます。専用アメニティーや、機内でくつろぐためのグッズが提供されるなど、航空会社ごとに、サービスに工夫が凝らされています。客室乗務員も、アッパークラス専用に配備されていますので、きめ細やかなサポートを受けることができます。
 

地上サービスの違い

飛行機は、搭乗前後の手続きに時間が取られますが、アッパークラスであれば、専用カウンターが設置されています。手荷物を優先的に預けられて、到着したときの受け取りも、優先してもらうことが可能です。
 
預け入れ荷物は、エコノミークラスの場合には、20キロまでが無料となっている航空会社が多いようですが、ビジネスクラスでは約40キロ、ファーストクラスでは50キロまでと、大きく差があります。
 
国内の主要空港では、アッパークラス利用者の専用ラウンジが設けられていることもあります。無料飲み物の提供や、無線LANのサービスが受けられます。飛行機に搭乗する前に、ゆったり時間を過ごせるうえ、専用の保安検査場を利用できますので、スムーズに搭乗できます。ANAのプレミアムクラスでは、同行者1名までは、専用ラウンジの利用が可能です。
 

上のクラスで長期間のフライトも快適に過ごそう

飛行機には座席クラスがあり、ビジネスクラスやファーストクラスでは、座席のクオリティーやサービスが各段によくなりますが、座席クラスや航空会社によって、料金やサービス内容はさまざまです。
 
長時間のフライトの際には、肉体的疲労もたまりやすくなりますので、そうした機会に、アッパークラスの座席やサービスを体験してみてはいかがでしょうか。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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