【時は金なり!】1日5分の無駄時間をお金に換算してみると「4.5万円」!? 無駄な時間を減らす方法を解説
配信日: 2023.06.17
本記事では、日々何気なく生まれている無駄時間をお金に換算するといくらになるのか、その時間があれば何ができたのかを考えてみたいと思います。
執筆者:佐々木咲(ささき さき)
2級FP技能士
物を探す時間
「スマホはどこ?」と言いながら探す時間は日によるかと思いますが、毎日ではないことを願って、年間平均で1日1分として計算してみましょう。年間365分、約6時間です。わずか1分でも年間にすると大きな時間になることが分かります。この時間を使って副業で時給1500円のアルバイトをしたとすると9000円になります。
働かないにしても、6時間あれば何ができるでしょうか。台湾、セブ島、上海など海外へ行けてしまう片道のフライト時間です。映画は3本見ることができますし、本を1冊読むこともできるでしょう。
物を退ける時間
掃除機をかけているときに床にある物を退ける時間、食卓の準備をするときにテーブル上の物を退ける時間など、1日の中で邪魔な物を退ける動作は意外と多いものです。1日5分使っているとして計算してみると、年間1825分、約30時間にもなります。なんと丸1日以上という結果になりました。時給1500円で働くと4万5000円です。
30時間あったら何がしたいですか? 旅行はもちろんのこと、撮りためたドラマを3シーズン分一気見したり、漫画を全巻読破したりなど、日常の忙しさの中でなかなかできなかったことができてしまうでしょう。
嫌なことを思い出して落ち込む時間
多くの人は毎日反省があるでしょう。特に仕事をしているとなおさらです。次に向かって前向きな反省は成長していくために必要なプロセスです。ただ、嫌なことを思い出して落ち込む時間に何か生産性があるでしょうか。無駄とはいえませんが、少しもったいない時間の使い方かもしれません。
自分の理想と現実との差に打ちひしがれて落ち込む時間が1日10分あるとします。年間で3650分、約60時間、2日半にもなります。時給1500円で働いた場合には9万円、働く以外では2泊3日の旅行など、もう何でもできますね。
ミニマリストの魅力
こういった日々の「無駄時間」を減らすため、どのような対策が有効でしょうか? そのヒントのひとつとして、ミニマリストの生き方、考え方を紹介します。
ミニマリストとは、必要最低限の物だけで生活する人のことをいいます。物が少ないため、どこに何があるかを明確化でき、物を探す時間を減らすことができるでしょう。また、物がいろいろな場所に置かれていないため、退けるという動作も自然と減ります。そして、基本的に不要な物を買わないため、「無駄遣いをしてしまった」、「お金がたまらない」などという自己嫌悪に陥ることも減るでしょう。
ミニマリストの暮らし方には、時間が増える、お金がたまる、ストレスが減るという魅力があります。
まとめ
日常生活の中にある無駄な時間は意外と多いものです。しかし、「無駄は完全に排除すべきだ!」という極論になってしまうと疲れてしまいます。程よく、ぼちぼち気を付けてみるとよいのではないでしょうか。
執筆者:佐々木咲
2級FP技能士