更新日: 2023.06.29 その他暮らし

6月から再び電気代が「値上げ」…効果的な電気代の節約方法はありますか?

6月から再び電気代が「値上げ」…効果的な電気代の節約方法はありますか?
大手電力会社が6月から値上げを発表し、今後も電気代の高騰が懸念されます。
 
総務省統計局の「2022年家計調査報告」によると、二人以上の世帯における、電気代の月平均額は1万2678円であり、前年度との実質増減率は2.4%と、増加傾向にあります。
 
そのため、節電を意識している人も多いでしょう。ENECHANGE株式会社の調査では「今後、もっとも支出を減らしたい項目を選んでください」との質問に対して「水道光熱費」と答えた人の割合は46.4%であり、約半数の人が、光熱費の節約を意識していることが分かります。
 
そこで今回は、節約に効果が期待できる節電方法を、ご紹介します。誰でもすぐに始められる方法をまとめていますので、ぜひ、家計の節約に役立ててください。
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電気代の節約が期待できる四つの方法

「電気代を節約したいけれど、何をしたらよいか分からない」という人もいらっしゃるでしょう。
 
ここでは、電気代を節約するために効果的な方法を、四つご紹介します。
 

電力会社との契約プランを見直す

電気料金は、電力会社や契約プランによっても異なります。そのため、定期的に契約プランを見直して、無駄を省くことで、電気代の節約が期待できます。
 
家庭のライフスタイルや使用電力量に合わせて、最適な料金プランを選択することが大切です。さらに、月々の電気代支払いの際に、特定のポイントが還元されるというサービスを、実施している電力会社もあります。普段から貯めているポイントと連携させれば、効率的にポイントを貯められて、お得です。
 

省エネ機能を搭載した家電製品を使用する

最近の家電製品の多くは、省エネ機能が搭載されています。
 
しかし、そのためにわざわざ買い替えるのでは、逆に大きな出費になってしまいます。もしも、10年以上使用している家電製品があるならば、そろそろ、買い替えを検討してもよいかもしれません。
 
また、電球をLED電球に替えるだけでも、消費電力量を抑えられます。電球を取り換える際は、LED電球を使用しましょう。
 

家電製品の使い方を工夫する

家電製品を正しく使用することで、消費電力量を削減できるケースがあります。ここでは、家庭で使用頻度の高いとされる家電製品の、節電対策をご紹介します。

【エアコン】

●設定温度を28℃にする(設定温度を1℃上げると、約13%の節電効果が期待できる)
●こまめにフィルターを掃除する
●扇風機やサーキュレーターと併用する

【冷蔵庫】

●設定温度を、夏場は「中」にする(「強」から「中」に変更すると、年間約61.7キロワットアワーの節電につながる)
●壁から5センチメートル以上の隙間を空ける
●熱いものは、冷ましてから入れる
●物はつめこみすぎない

【テレビ】

●見ないときは電源を切る
●画面モードを省エネモードにする(プラズマテレビの輝度を「最大」から「中央」に変更すると、年間152キロワットアワーの節電につながる)

ほかにも、電気はこまめに消したり、主電源を切って待機電力を減らしたりすることも有効です。
 

電気を使用する時間帯を夜にする

電気は、昼間に使用するよりも、夜間のほうが安くなる傾向にあります。
 
例えば、東京電力エナジーパートナーの「夜トク12」プランでは、午後9時〜翌午前9時に電気を使用すれば、それ以外の時間帯と比較して、1キロワットアワーにかかる電気代が、約10円安くなります。
※2023年6月時点での電力量料金
 
夜に洗濯機を回したり食洗器を使ったりと、電気を使用する時間帯を意識するだけで、効果的に電気代を節約できるでしょう。
 

家電製品や電気の使い方を工夫すれば節約可能

電気代の高騰が気になるご時世ですが、家電製品や電気の使い方を工夫することで、節約効果が期待できます。誰でも簡単に実践できるため、今すぐ取り入れましょう。
 
光熱費の節約は、自分一人で取り組むのではなく、家族で協力することが大切です。
 

出典

総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2022年(令和4年)平均結果の概要」
ENECHANGE株式会社「コロナ禍における電気代と節約に関するアンケート結果を公開!コロナ禍で家計はどう変わった?」
環境省 「みんなで節電アクション!」特設サイト 「家庭でできる節電アクション」
東京電力エナジーパートナー株式会社 「夜トクプラン」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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