更新日: 2023.06.29 その他暮らし

6月から再び電気代が「値上げ」…効果的な電気代の節約方法はありますか?

6月から再び電気代が「値上げ」…効果的な電気代の節約方法はありますか?
大手電力会社が6月から値上げを発表し、今後も電気代の高騰が懸念されます。
 
総務省統計局の「2022年家計調査報告」によると、二人以上の世帯における、電気代の月平均額は1万2678円であり、前年度との実質増減率は2.4%と、増加傾向にあります。
 
そのため、節電を意識している人も多いでしょう。ENECHANGE株式会社の調査では「今後、もっとも支出を減らしたい項目を選んでください」との質問に対して「水道光熱費」と答えた人の割合は46.4%であり、約半数の人が、光熱費の節約を意識していることが分かります。
 
そこで今回は、節約に効果が期待できる節電方法を、ご紹介します。誰でもすぐに始められる方法をまとめていますので、ぜひ、家計の節約に役立ててください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

電気代の節約が期待できる四つの方法

「電気代を節約したいけれど、何をしたらよいか分からない」という人もいらっしゃるでしょう。
 
ここでは、電気代を節約するために効果的な方法を、四つご紹介します。
 

電力会社との契約プランを見直す

電気料金は、電力会社や契約プランによっても異なります。そのため、定期的に契約プランを見直して、無駄を省くことで、電気代の節約が期待できます。
 
家庭のライフスタイルや使用電力量に合わせて、最適な料金プランを選択することが大切です。さらに、月々の電気代支払いの際に、特定のポイントが還元されるというサービスを、実施している電力会社もあります。普段から貯めているポイントと連携させれば、効率的にポイントを貯められて、お得です。
 

省エネ機能を搭載した家電製品を使用する

最近の家電製品の多くは、省エネ機能が搭載されています。
 
しかし、そのためにわざわざ買い替えるのでは、逆に大きな出費になってしまいます。もしも、10年以上使用している家電製品があるならば、そろそろ、買い替えを検討してもよいかもしれません。
 
また、電球をLED電球に替えるだけでも、消費電力量を抑えられます。電球を取り換える際は、LED電球を使用しましょう。
 

家電製品の使い方を工夫する

家電製品を正しく使用することで、消費電力量を削減できるケースがあります。ここでは、家庭で使用頻度の高いとされる家電製品の、節電対策をご紹介します。

【エアコン】

●設定温度を28℃にする(設定温度を1℃上げると、約13%の節電効果が期待できる)
●こまめにフィルターを掃除する
●扇風機やサーキュレーターと併用する

【冷蔵庫】

●設定温度を、夏場は「中」にする(「強」から「中」に変更すると、年間約61.7キロワットアワーの節電につながる)
●壁から5センチメートル以上の隙間を空ける
●熱いものは、冷ましてから入れる
●物はつめこみすぎない

【テレビ】

●見ないときは電源を切る
●画面モードを省エネモードにする(プラズマテレビの輝度を「最大」から「中央」に変更すると、年間152キロワットアワーの節電につながる)

ほかにも、電気はこまめに消したり、主電源を切って待機電力を減らしたりすることも有効です。
 

電気を使用する時間帯を夜にする

電気は、昼間に使用するよりも、夜間のほうが安くなる傾向にあります。
 
例えば、東京電力エナジーパートナーの「夜トク12」プランでは、午後9時〜翌午前9時に電気を使用すれば、それ以外の時間帯と比較して、1キロワットアワーにかかる電気代が、約10円安くなります。
※2023年6月時点での電力量料金
 
夜に洗濯機を回したり食洗器を使ったりと、電気を使用する時間帯を意識するだけで、効果的に電気代を節約できるでしょう。
 

家電製品や電気の使い方を工夫すれば節約可能

電気代の高騰が気になるご時世ですが、家電製品や電気の使い方を工夫することで、節約効果が期待できます。誰でも簡単に実践できるため、今すぐ取り入れましょう。
 
光熱費の節約は、自分一人で取り組むのではなく、家族で協力することが大切です。
 

出典

総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2022年(令和4年)平均結果の概要」
ENECHANGE株式会社「コロナ禍における電気代と節約に関するアンケート結果を公開!コロナ禍で家計はどう変わった?」
環境省 「みんなで節電アクション!」特設サイト 「家庭でできる節電アクション」
東京電力エナジーパートナー株式会社 「夜トクプラン」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集