更新日: 2023.07.06 その他暮らし
夏はそうめんで節約!でもやっぱり毎日食べると栄養が偏る…?
そこでおすすめするのが、夏の代表的な食材「そうめん」です。コストが抑えられますので、節約になるだけではなく、食欲がないときでも、ツルツルと食べやすい食材です。
しかし、そうめんだけを食べているのでは、栄養バランスが偏ってしまうでしょう。そこで今回は、気になるそうめんの栄養価や、夏にぴったりな節約レシピと、光熱費の節約にもなる、そうめんの簡単なゆで方をご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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夏に最適なそうめんに栄養はあるの?
暑い夏に、手軽に食べられて、節約にもなる食材といえば「そうめん」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
実はそうめんは、乾麺のときと、ゆでたあとでは、栄養価が大きく異なります。
表1
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 | |
---|---|---|---|---|---|---|
そうめん(乾) 100グラムあたり |
333 キロカロリー | 9.5グラム | 1.1グラム | 72.7グラム | 2.5グラム | 3.8グラム |
そうめん(ゆで) 100グラムあたり |
114 キロカロリー | 3.5グラム | 0.4グラム | 25.8グラム | 0.9グラム | 0.2グラム |
※文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」をもとに筆者作成
そうめん自体に栄養価はあるものの、ゆでたそうめんは、乾麺と比べると、栄養価がグッと少なくなります。これは、ゆでることで、栄養がお湯に溶け出てしまうことが原因です。また、そうめんは、水分を吸って膨らむため、100グラムあたりの比率でみると、栄養価の数値は低くなります。
食事を準備することが大変なときや、夏バテして食欲がないときなどに活躍するそうめんですが、偏った食べ方をすると、必要な栄養素が不足してしまいます。そうめんを単品で食べるのではなく、さまざまな食材と一緒にとることが大切です。
放置するだけ! 光熱費の節約にもなるそうめんのゆで方
そうめんは手軽に食べられる食材ですが、ゆでているときには、吹きこぼれないように注意したり、麺同士がくっつかないように混ぜる必要があったりと、調理中は、意外と手が離せないことも多いのではないでしょうか。
そこで、以下では、放置するだけで出来上がる、そうめんのゆで方をご紹介します。
1. お湯をたっぷり多めに沸かす(お湯が少ないと粘りが出てしまいます)
2. 沸騰したら、そうめんを鍋に入れて、軽く混ぜる
3. 再沸騰したら、すぐに火を止める
4.ふたをして、5分間放置する(放置する時間は、使用している麺や、好みの固さによって異なります)
5. 時間になったら鍋から取り出し、氷水でしっかりヌメリを取って、しめる
6. 完成
再沸騰したら火を止めて、放置するだけですので、ガス代や電気代などの光熱費の節約にもつながります。また、たっぷりのお湯を使用することや、氷水でしっかりヌメリを取ることなど、ポイントを押さえれば、時間がたっても、くっついたり固まったりしにくい麺が出来上がるでしょう。
そうめんの節約アレンジレシピ
毎日のように、そうめんだけを食べていると、味や栄養バランスが偏ってしまいます。トッピングやつゆをアレンジして、栄養もしっかりとりながら、おいしくいただきましょう。
以下では、切って混ぜるだけの節約アレンジレシピを、ご紹介します。
ビビン麺風そうめん(2人前)
●そうめん:200グラム
●きゅうり:2分の1本
●キムチ:適量
●半熟卵:1個
●刻みネギ:適量
●韓国のり:適量
●白ゴマ:お好み
(調味料)
●コチュジャン:大さじ3
●ごま油:大さじ2
●しょうゆ:大さじ1
●酢:大さじ1
●砂糖:大さじ1
1. きゅうりは細切りにする
2. そうめんを湯がき、冷水でしめて、水気を切っておく
3. ボールにすべての調味料を入れて、混ぜる
4. 3に2を加え、しっかり混ぜて器に盛る
5. 4の上に、1とキムチ・半熟卵・刻みネギ・韓国のりをのせて、お好みで白ゴマをかけて、完成
納豆の冷やしそうめん(2人前)
●そうめん:200グラム
●納豆:2パック
●オクラ(下ゆでしたもの):4本
●梅干し:2個
●かつお節:小分けパック1袋
●三つ葉:適量
●卵黄:2個
●天かす:適量
●大葉:適量
●白だし:大さじ2
●ごま油:小さじ2
1. オクラは輪切りにして、梅干しは種を取って刻んでおく
2. 1と納豆(付属のタレも)・かつお節をあえておく
3. そうめんを湯がき、冷水でしめて、水気を切っておく
4. 3を器に盛り、その上に三つ葉と2をのせる
5. 4の上に、卵黄・天かす・大葉を盛り付け、白だし・ごま油をかけて完成
まとめ
夏の代表食材である「そうめん」は、食べ方によっては、栄養も味も偏ってしまいます。しかし、さまざまな食材とあわせて食べることで、栄養バランスをとりながら、味の変化を楽しむことができるでしょう。暑くて、食欲が落ちてしまう夏は、そうめんのアレンジレシピで乗り切りましょう。
出典
文部科学省
食品成分データベース 「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
穀物/こむぎ/[うどん・そうめん類]/そうめん・ひやむぎ/乾
穀物/こむぎ/[うどん・そうめん類]/そうめん・ひやむぎ/ゆで
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー