レジのお金が合わず「自腹」で補てんしました…店長に言えばお金を払ってもらえますか?

配信日: 2023.07.06

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レジのお金が合わず「自腹」で補てんしました…店長に言えばお金を払ってもらえますか?
コンビニやスーパーなどで働いていると、レジのお金が合わないこともあるかもしれません。このような場合、レジを担当した従業員はミスの責任を負って、不足分を「自腹」で補てんしないといけないのでしょうか。そこで、本記事では不足分を自腹で補てんした場合、店長に言えばお金を払ってもらえるのかどうかを解説していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

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自腹で補てんする必要はある?

レジの現金と実際の売上の数字が合わない場合、原因として考えられるのは「レジの打ち間違い」「お客との金銭のやり取りミス」です。レジを担当した従業員のミスによって発生したお金の不足のため、自腹を切らないといけないように思うかもしれません。
 
しかし、レジの金額が合わない場合、従業員の責任が100%になるわけではありません。というのも、不足分が出ないように、お店側でも対策を立てておく責任があるからです。
 
例えば、レジのミスを防ぐための対策としては「手作業が必要なレジを廃止し、機械による自動読み取り可能なレジを導入する」「金額が大きい場合は複数のスタッフでお釣りを確認してからお客に渡す」といったことなどが挙げられます。
 
このような対策も行わないままに従業員だけの責任を問うわけにはいきません。そのため、従業員に不足分を自腹で補てんさせる行為には問題があるといえるでしょう。もちろん、不足分を給料から天引きすることも問題です。
 
以上のことから考えると、「レジのお金が合わず自腹で補てんしたこと」を店長に報告すれば、お金を払ってもらえる可能性は高いといえます。ちなみに、ミスではなく、従業員がレジのお金を盗んだりわざと不足分を発生させたりした場合は、当然ですが店長にお金を払ってもらうことはできません。お店に全額返還する必要があります。
 
そもそも、レジのお金が合わないときは、すぐに店長に報告するようにしましょう。怒られるのが怖いからといって、何も言わずに隠すことはよくありません。勝手に自腹で補てんする前に、ミスがわかった時点で店長に伝え指示をあおぐことをおすすめします。
 

自腹で負担する必要がないケースとは?

次のようなケースも基本的に自腹で従業員が負担する必要はありません。
 
1つ目は「ノルマを達成することができなかったため、自腹で商品を買い取る」ケースです。クリスマスケーキやお節などの販売ノルマが挙げられます。
 
2つ目は「仕事のミスでペナルティとして給料から罰金が天引きされる」ケースです。書類の記載ミスや報告が遅れたという理由で、罰金を支払う必要はありません。
 
3つ目は、「仕事上必要な備品や商品を買い取るケース」です。仕事で着用する制服や、営業するために使用する車のガソリン代の負担などが挙げられます。
 

レジのお金が合わない場合、自腹で補てんする必要なし

レジのお金が合わない場合、自腹で補てんする必要はありません。というのも、不足分が出ないように、お店側でも対策を立てておく責任があるからです。そのため、店長に報告すれば、補てんした分のお金を払ってもらえる可能性は高いでしょう。ただし、基本的には勝手に補てんせずに、ミスがわかった時点で店長に報告するようにしましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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