更新日: 2023.07.14 その他暮らし

【高速道路の時間短縮術】最適なルート選択と速度設定を知るには?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

【高速道路の時間短縮術】最適なルート選択と速度設定を知るには?
高速道路の走行は、ルートの選択によって、所要時間が変わります。時間を短縮するために有効な、もっとも適したルートを選択する方法や、速度設定の仕方、さらには、高速道路に設置されている、情報板の活用方法についても解説をしていきます。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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高速道路の最適な速度設定とは?

高速道路では、急いでいるからといっても、頻繁な追い越しや車線変更は避けましょう。2車線の場合、左が走行車線、右側が追い越し車線です。追い越し車線は、追い越すときのみに使う車線のため、追い越したら、すみやかに走行車線に戻る必要があります。
 
前の車との車間距離を、十分に空けることも大切です。急ぐあまり、車間距離を無理に詰めようとしても、早く到着できるわけではないうえに、危険性が高く、渋滞の原因にもなります。
 
走行中は、できるだけ同じ速度をキープしましょう。ブレーキを踏まずに、アクセルの踏み込みを加減することで、スピードを調整することが基本です。自動料金収受システム(ETC)出口では、決められた速度以下まで落とします。
 

活用したい高速道路上の4種類の情報板

高速道路上には、ドライバーのために、道路の情報を提供している情報板が、複数設置されています。効率のよいルート選択に役立つ、4種類の情報板の詳しい見方や活用方法について、詳しく解説していきます。
 

所要時間情報板

「所要時間情報板」は、主なインターチェンジまでの所要時間が、簡単に把握できる情報板です。
 
所要時間情報板には、現在地に近いインターチェンジが、複数表示されています。表示されているのは、インターチェンジ名と、現在地からそのインターチェンジまでにかかる、おおよその所要時間です。
 
所要時間の電光表示では、車の流れがスムーズなときは緑色で、車が多く、流れが滞りがちな場合はオレンジ色で、渋滞のために、2時間以上かかる場合は赤色で、所要時間の分数が示されます。事故や通行止めの表示は、赤色の― (バー)になります。
 
文字色ではなく、時間表示の右隣の▲(三角形)マークの色によって、混雑状況が分かる情報板もあります。分数の右側の▲マークは、渋滞が増えていることを示し、緑色の▲マークの場合は、渋滞が減りつつあることを示しています。
 
所要時間情報板を活用すれば、到着時間が予想しやすくなります。進行方向の道路が渋滞していることが分かれば、ルート変更も検討可能になります。
 

休憩施設混雑情報板

高速道路のサービスエリアは、駐車できる台数に制限があります。そのため、大きなサービスエリアでは、年末年始やお盆、ゴールデンウイークといった、多くの人が利用する時期は、サービスエリアに入るために、渋滞が発生することもあります。
 
「休憩施設混雑情報板」は、大きなサービスエリアの混雑情報が、事前に分かる情報板です。主要な高速道路上に設置されています。
 
現在地に近いサービスエリア名と駐車場の混雑状況が、情報板に表示されています。状況は色で分けられており、駐車場に空きがあれば緑色で「空有」、混雑しているとオレンジ色で「混雑」、満車は赤色で「満車」になります。
 
同じサービスエリアでも、車のサイズによって、駐車場の混雑状況が異なるため、小型車と大型車とで分けられている情報板もあります。情報板を利用することで、休憩を取る予定のサービスエリアを見直しやすくなります。
 

図形情報板

「図形情報板」は、交通の要所となる、大きなジャンクションの手前に設置されている情報板です。
 
車が多く、混雑している道路の箇所は黄色、渋滞が起こっている箇所は赤色と、色で分けられています。通行止めや事故発生の場合の表示は、赤色の「×」です。図形と色で表示されていますので、高速走行中でも、一目見るだけで、行きたいルートの混雑状況が把握できるような工夫が凝らされています。
 

トンネル情報板

「トンネル情報版」は、トンネル入り口と内部に設置されており、トンネル内の混雑状況や、事故・災害・天候などの情報などを表示しています。
 
長いトンネルは、車が滞りやすく、渋滞の原因となりやすい箇所です。トンネルの内部は暗く、先が見えづらく、左右の壁と天井があることで、圧迫されているように感じて、スピードを落としてしまいがちです。
 
また、高速道路では、1台が減速をすると、後続する車も、次々と減速せざるを得なくなり、渋滞につながります。さらに、山を貫いているトンネルの場合、入る前と抜けた後では、天候が大きく変わることも珍しくありません。そのため、入り口での情報が重要となるのです。
 

安全なドライブのために情報板を活用しよう

高速道路では、最適な速度設定で走行し、無理な追い越しや車間距離の詰めすぎは避けましょう。また、情報板から、必要な情報を集めて活用することで、ルート上の渋滞や混雑を避けることができて、適切なルート選びを行うことが可能になります。
 

出典

トヨタ自動車株式会社 GAZOO 高速道路の道路情報を先読みできる情報板4選をご紹介
西日本高速道路株式会社 情報板の種類と見方
首都高速道路株式会社 首都高ドライバーズサイト 図形情報板
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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