更新日: 2023.07.19 その他暮らし

【カーナビ活用術】渋滞回避率を向上させる方法をレクチャー

【カーナビ活用術】渋滞回避率を向上させる方法をレクチャー
行楽シーズンや帰省シーズンなど、高速道路で、渋滞に巻き込まれた経験はありませんか。ドライブ時にカーナビを上手に利用することで、道路の渋滞や混雑を回避することができます。
 
今回は、カーナビに搭載されているシステム「VICS WIDE」や、知っておきたい活用方法について、解説いたします。
FINANCIAL FIELD編集部

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カーナビ搭載の「VICS」「VICS WIDE」とは

ほとんどの車載カーナビには、「VICS」もしくは「VICS WIDE」が組み込まれています。「VICS(ビックス)」は、「Vehicle Information and Communication System」の頭文字をとったもので、日本語では「道路交通情報通信システム」と呼ばれています。道路交通情報通信システムセンターによって運用されているシステムで、事故や渋滞の情報を、5分ごとに受信しています。
 
VICSは、道路の状況をドライバーに情報提供することで、道路の渋滞を避けたルート選びと、スムーズに道路が利用されることを目的としています。カーナビで目的地を設定していないときでも、常に受信していることが特徴です。1996年から、サービスがスタートし、2003年に、全都道府県で情報提供が開始されました。
 

さらに進化した「VICS WIDE」とは

2015年からは、VICSより多くの情報を提供することが可能となった「VICS WIDE」がスタートしています。
 
カーナビだけではなく、FM放送で情報が提供可能となったことも、大きな違いです。VICS WIDEにより、さらなる渋滞緩和につながると考えられています。
 

「VICS WIDE」の活用方法とは?

VICS WIDEの主な機能や、渋滞を回避するための上手な活用方法について、みていきましょう。
 

より詳細な渋滞情報を提供

走行している車から集めた通過時間と位置から得られるプローブ情報を利用することで、交通情報の精度がより高くなっています。複数のルートがある場合、それぞれの移動に要する時間が分かるようになりました。リアルタイムの情報を基に、混雑していない、より短い時間で到着できるルートが提示されますので、大変便利です。
 
情報を基に、渋滞を回避することができて、目的地へ、予定していた時刻に、スムーズに到着できるようになりました。
 

災害情報の表示

洪水や雷、暴風など、気象に関する警報や、火山噴火の特別警報が表示されるようになったことも、VICS WIDEの特徴です。特別な警報は、カーナビ画面にポップアップ表示されるようになり、より詳細な情報を取得することもできます。
 
また近年、局地的なゲリラ豪雨によって、道路が冠水するトラブルも起こっており、冠水している道路は、渋滞するだけではなく、さまざまな危険があります。
 
強い雨のために視界が低下して、ドライバーの運転に支障が出るといわれているのは、1時間あたり50mmの雨量の場合です。大雨が降っているエリアは、地図で表示されるために分かりやすく、大雨が降っている場所を避けたルートを、選ぶことが可能です。
 

「VICS WIDE」の活用方法とは

VICS WIDEを利用するには、車載カーナビが対応しているならば、何も手続きをすることなく、使用が可能です。特別な設定も不要で、追加の使用料などもかかりません。
 
現在使用しているカーナビがVICSのみで、VICS WIDEに対応していない機種の場合は、使用できませんので、対応しているカーナビを購入して、新しく取り付ける必要があります。VICS WIDEに対応しているカーナビの機種情報は、VICSのホームページから、確認することが可能です。
 

「VICS」「VICS WIDE」を活用して渋滞回避しよう

カーナビに搭載されているVICSは、リアルタイムの道路情報を提供しているサービスです。VICS WIDEは、VICSがさらに進化したもので、渋滞や気象情報など、こまやかな情報提供が可能です。渋滞しているルートを避けて、スムーズに目的地にたどり着くことができるため、上手に活用して、渋滞回避率をアップさせましょう。
 

出典

一般財団法人 道路交通情報通信システムセンター VICS
VICS WIDEの紹介

VICS WIDE対応カーナビメーカー一覧
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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