更新日: 2023.07.23 その他暮らし
子どものころから貯めた「小銭貯金」。口座に入金する場合、手数料はどのくらいかかる?
本記事では、子どものころからためた5万円分の硬貨を例に、どこに入金するべきか、どのような方法で入金するのがお得か、解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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金融機関によって設定されている入金手数料は?
金融機関によって設定されている入金手数料が違い、場合によっては普段から利用していない金融機関に依頼するほうがいいかもしれません。金融機関ごとの入金手数料の違いは、図表1を見てみましょう。
図表1
三井住友銀行 | みずほ銀行 | ||
---|---|---|---|
300枚以下 | 無料 | 1~100枚 | 無料 |
301~500枚 | 550円 | 101~500枚 | 550円 |
501~1000枚 | 1100円 | 501~1000枚 | 1320円 |
1001枚以上 | 500枚ごとに550円加算 | 1001枚以上 | 500枚ごとに660円加算 |
三菱UFJ銀行 | ゆうちょ銀行 | ||
100枚まで | 無料 | 1~50枚 | 無料 |
101~500枚 | 550円 | 51~100枚 | 550円 |
501~1000枚 | 1100円 | 101枚~500枚 | 825円 |
1001枚以上 | 500枚ごとに550円加算 | 501~1000枚 | 1100円 |
1001枚以上 | 500枚ごとに550円加算 |
三井住友銀行 その他手数料
みずほ銀行 大量硬貨取扱手数料の新設について
三菱UFJ銀行 その他手数料
ゆうちょ銀行 Q.窓口で大量の硬貨を預け入れることはできますか。また、手数料はかかりますか。を基に作成
同じ入金枚数でも金融機関によって入金手数料が変わるだけでなく、枚数によってはそもそも手数料がかからなくなる場合も考えられます。例えば、5万円分の入金がすべて500円玉なら枚数は100枚になるため、ゆうちょ銀行以外なら無料で入金が可能です。
しかし、5万円がさまざまな硬貨で入りまじっていて501枚以上1000枚以下なら、ゆうちょ銀行で入金するのが一番得になります。
このように、自分がためていた硬貨枚数に応じてどこの金融機関に持参するかは重要であり、せっかく貯金した硬貨を少しでも多く入金するためには意識する必要があります。
入金手数料を少しでも抑えるにはどうすればいい?
入金手数料を少しでも抑えるにはどうすればいいか、入金する金融機関を選ぶ以外にもさまざまな方法があります。
例えば、窓口入金では手数料が発生する場合でも、ATM入金なら手数料が発生しない方法です。注意点としてはATM入金では一度に入金できる枚数が決められているため、複数回に分けて入金する必要があります。また、ATMでは硬貨が詰まってしまい修理に時間が必要になると、修理が終わるまで待ちます。
ATMを詰まらせてしまう状況を避けたいなら窓口入金を利用するのがおすすめであり、入金枚数を分ければ無料での入金も可能です。
入金手数料は1日の入金枚数を基準として考えられるため、無料枚数での入金を複数日かけて行えば、入金手数料は必要ありません。ただし、窓口が混んでいる時間帯は避けるようにして、他のお客さんに迷惑にならないようにしましょう。
まとめ
金融機関によって入金手数料は異なるので、子どものころからためた大量の硬貨をもっているなら、どこに入金するかは重要です。入金額が5万円分あるなら、入金手数料を入金額が上回ることはほとんどありませんが、1円玉や5円玉が大量にあると入金手数料がどんどん高くなります。
少しでも入金手数料を抑えるためにもATM入金を活用する方法、複数日に分けて窓口入金する方法などを活用するのがおすすめです。
出典
三井住友銀行 その他手数料
みずほ銀行 大量硬貨取扱手数料の新設について
三菱UFJ銀行 その他手数料
ゆうちょ銀行 窓口で大量の硬貨を預け入れることはできますか。また、手数料はかかりますか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー