更新日: 2023.08.17 その他暮らし

扇風機は「節約の神」? 1ヶ月つけっぱなしでも電気代は「約446円」!? 消費電力を試算してみた!

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

扇風機は「節約の神」? 1ヶ月つけっぱなしでも電気代は「約446円」!? 消費電力を試算してみた!
毎日暑いですね。命を守るためエアコンをつけざるを得ませんが、食料品の値上げが続く中で電気代も値上がりした夏です。どうしても電気代が気になってしまう筆者であります。そんな中、多くの家庭で大活躍しているのが扇風機ではないでしょうか? エアコンと併用すると、設定温度を1、2度上げても体感温度は変わりません。
 
扇風機は電気代が安いといわれますが、一体どのくらいかかるのか気になりませんか? 本記事で試算してみたいと思います。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

「扇風機」の消費電力

扇風機の消費電力は機種によって異なっており、取扱説明書や外箱で確認することができます。一般的な目安としては、ACモーターで20~50W程度、DCモーターで10~20W程度(いずれも「強」運転時)となっていることから、本記事ではACモーター50W、DCモーター20Wとして計算してみます。
 

ACモーターとDCモーターの違い

ACとは「交流」、DCとは「直流」を意味しており、ACモーターとDCモーターでは、電圧と電流の動き方が異なります。それで機能的に何が変わるのかというと、DCモーターの方が風量設定は細かくでき、運転音も小さいです。反面、値段はACモーターの方が安くなります。昔からある安い扇風機がACモーター、最近出てきた高い扇風機がDCモーターとイメージするとわかりやすいでしょう。
 

1kWhあたりの電気代

1キロワットアワー当たりの電気代は、契約している電力会社によって異なります。本記事では、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している目安単価31円/kWh(税込み)を使用して計算したいと思います。
 

扇風機を1ヶ月つけっぱなしにした場合の電気代

それでは扇風機を24時間1ヶ月つけっぱなしにした場合の電気代を、ACモーターとDCモーター別に計算してみましょう。

【ACモーター】
24時間×30日×50W÷1000×31円=1116円
【DCモーター】
24時間×30日×20W÷1000×31円=約446円

ACモーター1116円、DCモーター約446円という結果になりました。「強」運転で24時間1ヶ月つけっぱなしにした場合なので驚異的な金額ですね。
 

まとめ

扇風機の電気代は1ヶ月つけっぱなしにしたとしても、DCモーターではわずか約446円でした。1日当たりでは約14円です。これなら存分に稼働させられるのではないでしょうか。電気代の請求が恐怖に感じられるこの夏、扇風機やサーキュレーターを活用して賢く乗り切りましょう!
 
※ 2023/8/17 記事を一部、修正いたしました。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集