更新日: 2023.08.27 その他暮らし
マイホームと賃貸で迷ってます…マイホームならではの良さを教えて!
しかし、賃貸にもメリットがあるため、結局のところ、賃貸がお得かマイホームがお得かは、正解がないといっていいでしょう。
こちらの記事では、マイホームがメリットになるケースやデメリットになるケースを紹介していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
賃貸とマイホームにかかる費用
賃貸とマイホームでは、必要となる住居費用がそれぞれ異なります。
・家賃
・更新料
・敷金・礼金(一時的なもの。不要な物件もある)
・原状回復費(転居時)
・住宅ローン
・固定資産税
・都市計画税
・修繕積立金(マンションの場合)
住んでいるエリアや住宅ローンの契約内容によって、どちらのほうが金銭的負担が大きいのか異なります。
マイホームを購入すれば「最終的に自分のものになるし、老後に家を失うこともない」というメリットがあるのは事実です。しかし、住宅ローンの返済が難しくなると、持ち家を競売にかけられ、立ち退きを迫られます。
また、マイホームを持つことで固定資産税と都市計画税の負担が発生します。固定資産税は、市区町村が定めた固定資産税評価額に1.4%を乗じて算出し、一般的に年間数10万円になります。固定資産税などの税金について理解しておかないと、思いのほか金銭的負担を重く感じる可能性があります。
マイホームのメリット・デメリット
具体的に、どのようなケースでマイホームがメリットになるのか、デメリットになるのか解説していきます。マイホームは「人生で最も高額な買い物」と言われている以上、きちんとメリットとデメリットを理解することが大切です。
マイホームのメリット
マイホームを持つメリットは、下記のとおりです。
・最終的に自分のものになる
・家のリフォームや庭などを好きなようにできる
・老後に家の心配をしなくて済む
・同じエリアに住み続けることができる
一般的に、年齢が高くなればなるほど新しく賃貸住宅を借りることが難しくなります。
しかし、マイホームを購入して無事に住宅ローンを完済すれば、老後に家を失う心配をする必要がありません。また、家のリフォームや、戸建ての場合は庭いじりなど、自分の好きなようにできる点もマイホームを持つメリットです。
マイホームのデメリット
マイホームのデメリットは、下記のとおりです。
・売りたいときに買い値より価格が下がるリスクがある上、すぐ売れるとは限らない
・転勤などのライフイベントに弱い
・自然災害で家が壊れても住宅ローンの返済は続く
・変動金利だと金利の変動リスクがある
不動産は流動性が低いため、もし転勤などで引越しをする必要があっても、すぐに希望の価格で買い手が現れるとは限りません。
また、自然災害が起きて家が損壊したとしても、住宅ローンの返済は続きます。保険に加入していた場合も必ずしも100%の保障は見込めません。それに比べ、賃貸暮らしであれば、引越しをすれば済むので、フットワークの軽さに大きな違いがあります。
さらに、変動金利で住宅ローンを組んだ場合、金利が上昇すれば返済負担が上がる点にも注意が必要です。「今は金利が低いから」という理由で住宅ローンを組んでも、低い金利が今後も続くわけではない点には留意しましょう。
まとめ
賃貸暮らしを継続するかマイホームを購入するか、どちらの方が経済的にお得か判断することは非常に難しく、どちらが得かと一概にはいえません。
「マイホームは損」とも言い切れないため、長い目で見ながら、金銭的な面や、ライフスタイルなどを家族で話し合うことが大切です。それぞれにメリットとデメリットがあるため、生活スタイルや価値観などによってマイホームを購入するべきか判断しましょう。
現在の生活だけでなく、将来の生活をシミュレーションしたうえで検討することが欠かせません。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー