更新日: 2023.09.01 その他暮らし

9月は防災月間!いざというときに助かる、車に常備しておきたい防災用品とは?

9月は防災月間!いざというときに助かる、車に常備しておきたい防災用品とは?
9月1日は、防災の日です。これに伴い、9月は防災月間として、さまざまな災害への備えを見直す機会です。今回は、いざというときに助かる、車に常備しておきたい防災用品をご紹介します。日頃から備えておけば、災害時でも、落ち着いて行動できるでしょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

車で走行中に災害にあったらどうする?

日本では、台風・豪雨・豪雪・洪水・高潮・地震などの自然災害が起こる可能性があり、災害時の備えが重要です。車で走行中に災害にあうと、基本的に車を置いて、徒歩で避難する必要があります。大渋滞や道路が封鎖されて、車内で待機しなければならないケースも考えられます。
 
そこで役立つものが防災グッズです。自宅に防災グッズを用意しているように、走行中の災害に備えて、車に防災グッズを常備しておくことも重要です。
 
なお、津波などの緊急時でない限り、車での避難は推奨されていません。車で避難することで、緊急自動車などの妨げになってしまうためです。
 
例えば、走行中に地震が発生して避難する際は、車のキーは付けたままにして、ドアをロックしないで窓を閉めます。緊急連絡先を見えるところに置き、車検証など貴重品を持って、徒歩で避難します。
 

車に常備しておきたい防災用品は?

災害時に備えて、車には、以下のようなアイテムを常備するとよいでしょう。
 

・水と食料

高温に耐えられる、保存水と保存食を用意します。消費期限に注意して、定期的に見直しをしましょう。
 

・簡易トイレ

公共トイレは、混雑して使えないことがあります。避難所の中には、防犯対策として、夜間にトイレの貸し出しをしていないこともあるため、簡易トイレがあると安心です。
 

・緊急脱出用ハンマー

冠水や浸水時に、車から脱出しようとしても水圧でドアが開かない場合は、窓ガラスをたたき割るためのハンマーが必要です。シートベルトカッター付きのものもあります。
 

・アルミ温熱シート

エアコンをつけっぱなしにしていると、ガソリンを消耗したり、バッテリーが上がったりするため、注意が必要です。寒い時季には、アルミ温熱シートで体を温められます。
 

・タオルや古着

車内で着替えたり、用を足したりする際に、窓に挟んで目隠しにできます。座席をフラットにして、隙間にタオルや古着を敷き詰めると、横になりやすくなります。
 
これらのほかにも、使い捨てマスク・ばんそうこう・ポケットティッシュ・軍手・ホイッスルなどを常備しておくと、安心です。災害時に必要なものがそろっている「車載用防災セット」を購入してもよいでしょう。
 

災害時の車中避難はエコノミークラス症候群に注意

災害時に、避難生活をしなければならない場合には、車に寝泊まりするケースもあるでしょう。車中避難をする際には、血管の中に血栓ができる、エコノミークラス症候群に注意が必要です。エコノミークラス症候群を発症しないためのポイントとして、以下の2点が挙げられます。
 

1. 座った姿勢を長時間続けることは避ける

足を動かさずに、長時間同じ姿勢を維持すると、血行不良になりますので、ふくらはぎのマッサージなどを行うか、できれば車外へ出て、軽い体操を行いましょう。寝るときには、座席をフラットにして、手足を伸ばせるようにします。
 

2. 水分補給をこまめに行う

トイレに行きたくなくて、水分摂取を我慢する方がいますが、十分な水分をとらないと、エコノミークラス症候群を発症しやすくなります。
 

防災月間を機に災害時に備えたカーライフを考えよう!

車に防災用品を常備して、災害に備えることは重要です。これに加えて、避難経路の再確認や、ガソリン残量の確認なども、習慣にしましょう。
 
近年では「走る蓄電池」とも呼ばれることのある電気自動車も普及しており、災害時の電源確保に役立つことで、注目されています。車の買い替え時期には、電気自動車の購入を検討することも、防災対策につながります。
 
9月の防災月間を機会に、災害時に備えたカーライフを考えましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集