更新日: 2023.09.04 その他暮らし
自宅が建て替えで「オール電化」になりました。「ガス併用」と比べて安くなりますか?
そこで、今回はオール電化のメリットやデメリット、オール電化にするとガス併用よりも光熱費が安くなるのかについて詳しく解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
オール電化とのメリットとデメリット
オール電化には、メリットとデメリットがあります。まずは、どのようなメリットとデメリットがあるのか、しっかり把握しておきましょう。
・オール電化のメリット
オール電化のメリットとしてあげられるのは、火を使わずにすむことです。火を使わないため、火災などの心配を大きく減らせます。また、オール電化ではガス漏れの心配もありません。そのほかにも「市街時の復旧が比較的早い」「IHヒーターにはガスコンロのような凸凹がないため掃除をしやすい」というメリットもあります。
・オール電化のデメリット
停電すると料理や部屋の保温など、家庭内の電化製品すべてが利用できなくなってしまうことは大きなデメリットです。そのため、オール電化にした場合は停電時の対策をあらかじめ講じておく必要があります。
また、鍋やフライパンなど調理器具のなかにはIHヒーターに対応していないものもがある点もデメリットの一つです。ガス専用の調理器具しかない場合は、調理器具をIHヒーター対応のものに買い替える必要があります。そのほか、初期費用やランニングコストがかかることも忘れてはなりません。
オール電化にするとガス併用よりも光熱費が安くなるのか
「オール電化で光熱費が安くなる」という見方もあります。しかし、これは家族構成や電気の使い方、基本契約などの内容によって異なるため、注意しましょう。
一般的に、オール電化にすると光熱費が安くなるといわれている最も大きな要因は、ガスの基本料金を払わなくてすむことです。電気もガスも、多くの業者では使用量に関係なく一定の基本料金がかかります。オール電化なら電気代の基本料金だけですみますが、ガス併用の場合はガスの基本料金も払わなければなりません。
さらに、オール電化のプランは多くの場合、日中の電気料金は割高に設定されています。そのため、日中に家で過ごすことの多い人はガス併用よりも結果として電気料金が高くなってしまう可能性があります。
一方、夜間に関しては割安に設定されていることが多いため、夜間に家で過ごすことが多い人の場合、オール電化にすることで光熱費をガス併用よりも安く抑えられるでしょう。また、ガスでも都市ガスはプロパンガスよりランニングコストが低い傾向です。そのため、都市ガスを契約している人の場合、電気とガスの併用でも比較的光熱費を抑えられます。
オール電化で安くなるかどうかは生活スタイルなどによる
安全面などでメリットの多いオール電化ですが、必ずしもガス併用よりも光熱費が安くなるとは限りません。なぜなら、日中の電気使用量が多かったり都市ガスを利用できたりする場合はオール電化よりもガス併用のほうが安くなることもあるからです。まずは、自分の電気の使い方などをしっかりと把握し、どちらがよいのかをよく比較検討しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー