更新日: 2023.09.06 その他暮らし
車検が高すぎて毎回大変です。 安く抑える方法はありませんか?
本記事では、車検費用の内訳や相場、費用を抑えるためのコツを解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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車検費用の内訳
車検を受ける際、費用の内訳など、詳細を理解することは非常に重要です。主な項目を簡単に説明します。
1. 法定費用:
全国一律で定められた自動車重量税、自賠責保険、および検査印紙代の総称。金額は一律。自動車重量税は、車両の重量に対して課せられる金額。車の重量や年式により異なる。また「エコカー減税」に適合した車両は減税対象となる。
2. 基本点検料:
車検の検査や点検のための費用。ディーラーや専門店、ガソリンスタンドなどの業者によって金額にバラつきがある。
3. 車検整備代:
定期検査で不具合や劣化が見られた部品の交換や修理にかかる費用。年式が古い車はこの費用が増える傾向。
4. 自賠責保険更新費用:
基本的に自賠責保険の更新は、車検と同時に行われるケースが多い。自分で自賠責保険の更新を行う場合は、運輸支局や損保会社の窓口や、整備工場など車検が行われる場所で自賠責保険の更新手続きをする。
実際の車検時には、これらの基本的な項目以外にも追加費用が発生することがあります。具体的な内容や費用は業者や車の状態によりますが、上記のポイントをしっかりと理解しておきましょう。
車検費用の相場
車検費用は、どこで受けるかによって大きく変わります。
ディーラーでの車検は、メーカーの専門知識とサービスを期待できますが、相場はやや高めです。平均的な目安としては、軽自動車で約6万円、小型乗用車で約8万円、中型乗用車で約10万円程度が一般的な費用と考えられます。
一方、車検専門店は、効率化された検査体系によりディーラーに比べると低価格です。相場は、軽自動車で約4万円、小型乗用車で約5万円、中型乗用車で約6万円程度となります。
ガソリンスタンドでの車検は、手軽に受けられるメリットがありその相場は、車検専門店とほぼ同じと考えられます。セルフ車検なら費用を抑えられるかもしれませんが、専門的な知識が求められます。
これらの相場は、基本的な検査費用のみを考慮したものであり、追加の整備や修理が必要な場合、費用は変動することを理解しておくことも重要です。
車検費用を安く抑えるポイント
車検は必要なものであり、避けられせん。しかし、車検の費用を効果的に抑える方法はいくつか存在します。本項では、費用をできるだけ節約するためのテクニックを紹介します。
交換部品は新品を避ける
新品や純正品は高品質ですが、その分、コストも高いです。中古部品やリビルト部品の利用はコストを効果的に削減できる選択肢となります。これらも充分な性能を保っているため、部品交換の際の出費を大幅に節約可能です。
見積もりを確認する
車検時にはさまざまな点検や整備が行われますが、すべてが必須ではありません。整備士からの見積もりをもとに詳しく相談し、必要性やタイミングを確認して選ぶことで、むだな費用をかけずに車検を通せるでしょう。
リースやカーシェアを検討する
車検の費用が家計を圧迫したり、維持費が難しい場合、車の所有方法を見直すことも一つの方法です。リースやカーシェアリングを利用すれば車検費用はかかりません。現代の多様なリースプランやカーシェアサービスを利用して、自分のライフスタイルや利用頻度に合った選択を行いましょう。
車検費用は工夫次第で抑えられる!
車検は車を持つ上で避けられない出費ですが、適切な方法を取り入れることでコストを効果的に抑えられます。部品の選定から整備士とのコミュニケーション、さらには車の所有形態を見直すことまで、節約の幅は広いです。
とくに新品部品に固執せず、適切な中古やリビルト部品を利用することは大きく節約できる方法です。また、自分のライフスタイルに合わせてリースやカーシェアリングを検討することも一考の価値があります。
車検の際は言い値で支払うだけではなく、さまざまな選択肢を見極めて節約につなげましょう。
出典
国土交通省 自動車検査登録ポータルサイト
国土交通省 自動車検査登録ポータルサイト 車検費用の内訳
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー