更新日: 2023.09.07 その他暮らし

「冷蔵庫」の電気代節約には設定温度を春夏秋冬で使い分け!年間で電気代が1910円の節約に

「冷蔵庫」の電気代節約には設定温度を春夏秋冬で使い分け!年間で電気代が1910円の節約に
冷蔵庫は、家電の中でも消費電力が大きく、電気代に占める割合も高くなります。そのため、冷蔵庫が消費する電力を抑えることで、電気代の節約効果が期待できるでしょう。
 
そこで当記事では、電気代の節約につながる温度設定方法について、季節ごとにご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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温度設定を「中」にすると年間1000円以上の節約に

資源エネルギー庁の資料によると、冷蔵庫周辺の気温が22度のときに、設定温度を「強」から「中」に変えることで、年間約61.72キロワットアワーの省エネになるとされています。
 
これを、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会による、令和4年7月改定の新電力料金目安単価(税込み)の31円で計算すると、年間で約1910円の節約になりますので、冷蔵庫の温度設定を見直さない手はありません。
 
しかし日本は、季節によって気温の変化があるため、年間を通じて「中」に設定できるとは限りません。季節ごとに、電気代の節約につながる、おすすめしたい温度設定があります。
 

春と秋の温度設定は「中」か「弱」が目安

春と秋の冷蔵庫の温度設定は「中」か「弱」がおすすめです。
 
例えば春の場合、気温がまだ低い3月は「弱」、4月は「弱」か「中」、暑さを感じる日が多くなる5月は「中」に設定するとよいでしょう。
 
秋の場合は、暑さの残る9月は「中」、10月は「中」か「弱」、肌寒く感じ始める11月は「弱」が目安です。
 
また、冷蔵庫の中に入れる物が多い場合や、鮮魚などを低めの温度で保存する場合は「中」か「強」に設定しましょう。鮮魚などの食材は、すぐに食べないようであれば冷凍保存しておき、冷蔵庫は「中」か「弱」にしたほうが、節約につながります。
 
春や秋は、室温にも気をつけましょう。室内に日光が差し込むと、室温が上がりやすくなります。日光が差し込むようならば、カーテンやブラインドで遮光すると効果的です。
 
室内の温度が上がると、冷蔵庫は、中の温度を維持するために電力を消費しますので、室温の変化を少なくすることもポイントです。
 

夏の温度設定は「中」か「強」を目安に

気温が上がる夏は、冷蔵庫の温度設定を「中」にすることで、節約効果が大きくなります。
 
しかし、食材の傷みが気になる場合は、無理して「中」に設定せずに、「強」に設定してもよいでしょう。
 
また、冷蔵庫を置いている部屋に日光が入るようならば、カーテンなどで遮光して、室温の上昇を抑えるようにします。
 

冬の温度設定は「弱」が目安

気温が下がる冬は「弱」を目安に設定します。
 
しかし、暖房器具の使用によって室内温度が上がる時間帯と、食事時などの冷蔵庫の開閉回数が増える時間帯には、注意が必要です。
 
室温が上がったときと、冷蔵庫の開閉を行ったときは、冷蔵庫に外部の空気が入るため、一時的に中の温度が上がります。それによって、冷蔵庫内を再び冷却するために、余計な電力を消費しがちです。
 
冷蔵庫の中の物を出し入れするときは、まとめて行うなどして、できるだけ、冷蔵庫内に外部の空気が入る機会を少なくしましょう。
 

冷蔵庫の温度設定を見直して節約につなげましょう

冷蔵庫は常時稼働している家電でもあり、消費電力に占める割合が大きい家電でもあります。扉の開閉回数や、中の食材を減らすといったことでも、消費電力の節約につなげられますが、温度設定を見直すことが、最も節約効果が大きいといえます。
 
季節に合わせて温度設定を調節することで、年間で1000円以上も節約できる可能性がありますので、ぜひ冷蔵庫の温度設定を、季節ごとに見直してみましょう。
 

出典

経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭でできる省エネ 無理のない省エネ節約 「冷蔵庫」
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭でできる省エネ 無理のない省エネ節約 「省エネ効果の算出根拠」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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