更新日: 2023.09.15 子育て

娘が「上智大学」へ進学したいと言っていますが、やはり余裕をもって「留学費用」などを出せるレベルでないと経済的に厳しいでしょうか?

娘が「上智大学」へ進学したいと言っていますが、やはり余裕をもって「留学費用」などを出せるレベルでないと経済的に厳しいでしょうか?
上智大学は国際的な教育や多様な学問を提供する名門大学であり、子どもへの教育投資としては高額なものとなるといえるでしょう。さらに、上智大学は国際交流に力を入れているため、留学も視野に入れるとさらなる費用がかかります。
 
本記事では、上智大学について、学費やその他の費用、そして留学に関する費用や奨学金の情報を詳しく解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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上智大学とは?

上智大学は、1908年に日本に大学を設立するために3人のイエズス会神父が来日、1913年に正式に開学した私立大学です。東京の四谷、目白、石神井、神奈川の秦野、また大阪にサテライトキャンパスを持つ総合大学となっています。
 
イエズス会によって創設されたこの大学は、その起源を16世紀の宣教師ザビエルにまでさかのぼります。ザビエルは日本人の知的資質を高く評価し、文化・思想の交流拠点として日本に大学を設立することを望んでいました。イエズス会自体も、青少年の教育を重要な使命としてきたため、上智大学はその実践の場となったのです。
 
上智大学の国際性や多様性は、設立当初からの精神に基づいています。
 

学費、その他の費用、留学費用

ここで、学生生活に必要な費用について、学費、生活費、留学費用を考えてみましょう。
 

・学費

上智大学は総合大学であり、学部や学科によって学費が異なります。2023年度入学者の文系学部の1年間の学費(入学金含む)は約130万円~140万円です。一方、理工学部などでは年額で180万円を超える場合もあります。
 

・生活費

東京での1人暮らしの1ヶ月あたりの生活費は平均で約14万円とされています。このうち、家賃はエリアや物件タイプによって異なり、木造の古いアパートであれば6万円、新しいマンションで8万~10万円程度が一般的です。
 
光熱費には約8000円が必要で、これにはガス、水道、電気料金などが含まれます。食費には自炊を前提として約2万円、交通費には学校までの往復で約1万円程度は必要でしょう。また、インターネット料金、携帯電話、日用品、娯楽などでその他約3万円が加わります。
 
この他に、部活やサークル活動にも費用がかかることを忘れてはいけません。体育会系の部活であれば、道具やユニフォーム、遠征費用などで年間10万円以上が必要な場合もあります。
 

・留学費用

交換留学の場合、授業料は上智大学にのみ納入する必要がありますが、その他の諸費用や現地での生活費は本人負担となります。1年間の留学で150~300万円程度の費用が見込まれる場合もあります。
 

上智大学の奨学金

上智大学では、留学費用の負担を軽減するためのさまざまな奨学金制度が設けられています。日本学生支援機構(JASSO)の海外留学支援制度や、グローバルリーダー養成奨励費、ケルン奨学金など多くの奨学金が利用可能です。
 
これらの奨学金は、留学する学生にとって非常に有用な支援手段となります。特に、交換留学生や海外短期プログラム参加者には、多くの奨学金が適用される可能性があります。
 

充実した奨学金制度を活用すれば経済的負担の軽減も可能に

上智大学は多様な学問領域と国際性を備えた名門私立大学といえるでしょう。入学して卒業するまでには、ある程度の学費が必要です。特に留学を希望する場合には、さらに広い経済的な負担が求められます。
 
とはいえ、さまざまな奨学金制度が用意されているため、学費だけではなく留学費用の負担も大きく軽減できる可能性があります。年度ごとに制度が変わることがあるので、最新情報は担当部署に問い合わせてみましょう。
 

出典

上智大学 海外留学する際の費用と奨学金
上智大学 学費・奨学金
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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