更新日: 2023.09.18 子育て
子どものスマホ利用料金はどのくらい? 使いすぎないように親ができる工夫とは?
いつでも連絡がとれるように、また、居場所が分かるようにと、子どもにスマホを持たせたものの、夜遅くまで使っていないか、ゲームの課金をしてしまわないかなど、ほかの心配が出てきてしまうのではないでしょうか。
この記事では、子どものスマホ料金はどのくらいか、使いすぎ防止のために親ができることなどについて紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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子どものスマホ利用料金はどのくらい?
2022年11月に実施された、NTTドコモモバイル社会研究所の「子どものケータイ利用に関する調査」では、小学生の場合、月3000円未満が約9割でした。2019年の調査では、中学生は、利用料金の平均が月3000円以上が6割でしたが、4割に減少しています。
理由については、子どもがスマホを使いすぎなくなったからではなく、大手通信キャリアがプランを値下げしたことや格安スマホへの乗り換えが要因だと考えられます。
子どもがスマホを使いすぎないために親が工夫すること
子どもがスマホを使いすぎないようにするには、持たせる前からきちんとした約束ごとを作ることが大事です。家庭内でのスマホのルールをはじめに作ることで、子どもはきちんと管理できるようになります。
とくに利用時間や時間帯を決めることは、使いすぎ防止になるので大切です。使いすぎ防止ルールの例を以下に示します。
・スマホの利用時間や時間帯を決める
長時間スマホをいじることがないようにできる。
・通話は無料でかけられるアプリを使う
無料通話がついていないプランの場合でもアプリで無料になる。
・ネットは親がいるときだけ閲覧してよい
悪質なサイトへのアクセスを防止できる。
・登録した家族や友達だけ電話を受ける
迷惑電話の回避ができる。
・外出時ロックは必ずする
万が一、紛失しても、他人に使用されない。交番に届けられたときも、パスワードで自分のものだと証明できる。
・カメラで他人を撮らない
他人を撮ってSNSなどで公開するとトラブルになることを教える。
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アプリで子どものスマホ使いすぎを防止する
子どものスマホ使いすぎ防止にはルールを決めることが大事ですが、外出したときや共働きなどで、子どもが1人で留守番するときなど、親は見守ることができません。
その場合、アプリで使いすぎないように設定することをおすすめします。どちらも課金制限もできますが、android(アンドロイド)の場合はグーグルストアからの設定が必要です。
iPhoneの場合
子ども用のファミリー共有のApple IDを作り、スクリーンタイムで管理します。
使用時間の制限や制限したいアプリにチェックすることができ、曜日ごとに設定変更ができるので、休日は時間延長の許可をすることも可能です。スクリーンタイムには子どもの位置を確認する機能がないので、親もiPhoneの場合、人を探すアプリで居場所を共有することで確認することができます。
android(アンドロイド)の場合
親がファミリーリンクのアプリをインストールして、子どものスマホ端末を接続します。iPhone同様、時間制限やアプリ制限もできます。また、ファミリーリンクから端末に通知音を鳴らすことができたり、すぐに子どもの位置確認ができたりするので便利です。
安心して子どもがスマホを使える生活にしよう!
スマホ利用のルールを作るときは、子どもの意見や要望を聞くことも大切です。親が全て決めてしまうと、友達とゲームする約束ができなかったり、ルールも守ることができなかったりするからです。
また、「今日だけは何時までいいよ」と1度決めたルールを変えてしまうことがないように、休日は平日より長めの利用時間にしたり、習いごとのない日は多めに時間をとってあげるなどをすれば、子どもは適切な使い方を覚えます。
お子さんがスマホの時間を計画的に使うことができ、生活のリズムを崩さず健康にいられるように、使いすぎ防止アプリを使ったり家庭でルールを作り、親がしっかりと管理してあげましょう。
出典
NTTドコモ モバイル社会研究所 子どものスマホ利用に関する調査2022
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー