更新日: 2023.09.19 その他暮らし

【ガソリン代が高騰】一日3kmを車移動から徒歩に変えるとどれくらい節約できる?

【ガソリン代が高騰】一日3kmを車移動から徒歩に変えるとどれくらい節約できる?
コロナ禍より続いている燃料費の高騰により、ガソリン代の値上がりが、各家庭に大打撃を与えています。ガソリン代の節約方法を考えている方は多いのではないでしょうか。
 
今回は、一日3kmの通勤・通学距離を、車移動から徒歩に変えると、どれくらい節約できるのかをシミュレーションしてみました。日々の節約アイデアとして、使ってみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

ガソリン代って今どれくらいの金額なの?

前述のとおり、2020年から続いていたコロナ禍による燃料費の高騰が、家計にダメージを与えています。なかでも、車に乗らなければ生活できない生活圏の方にとっては、ガソリン代の高騰は大きな問題です。
 

2023年9月時点のガソリン代は186.5円

経済産業省資源エネルギー庁が公表している、2023年9月4日時点のガソリン代は186.5円/Lです。コロナ禍前の2019年9月9日では全国平均額が143円/Lのため、43.5円も値上がりしていることが分かります。
 
一見、値上がり幅としては少額に思えますが、トヨタのプリウスは最大43L給油できるため、1回の給油では約1870.5円の負担増です。仮に1ヶ月に1回の給油だとしても、年間2万2000円程度の支出増は、家計に大きな影響があるといえるでしょう。
 

ガソリン代の値上がりは産油国の生産調整が原因

昨今発生しているガソリン代の値上がりは、産油国の生産調整が原因です。コロナ禍では一時、原油価格が下落し、産油国の経済にとって大きな痛手となりました。その後、コロナ禍からの回復による原油需要は高まっていますが、現在も生産量の調整をしているため、原油価格の高騰につられて、ガソリン代も高騰しています。
 

ガソリン代の節約に有効なことは何?

ここからはガソリン代の節約に有効なポイントについて紹介します。
 

一日3kmの車移動に必要なガソリン代はおよそ28円

ガソリン代の節約として、ちょっとした車移動を、徒歩に変えてみてはいかがでしょうか。例えば、一日3kmを車移動する場合に必要なガソリン代は、燃費が20km/Lの自動車では、約28円です。勤務日数の22日間、会社への車通勤を続けた場合を仮定すると、1ヶ月616円の出費です。この金額をイメージしながら、対策を考えてみましょう。
 

ガソリン代の節約方法を三つ紹介

今回は、ウォーキング以外でガソリン代を節約できる、おすすめの節約方法を三つ紹介します。
 
・ガソリンを満タンにしない
ガソリンは車の動力源ですが、満タンにすると、車全体の重量が重くなり、動かすために大きなエネルギーが必要になります。そのため、半分くらいの給油にとどめておくと、燃費が向上します。
 
・エンジンオイルを適切に交換する
エンジンオイルが劣化すると、エンジンの回転効率が落ちて、燃費が悪くなります。車種ごとに交換目安があるため、ディーラーの担当者に、交換時期の確認をすることをおすすめします。
 
・車内の荷物を減らす
ガソリンを満タンにしない理由と同じですが、車内に重い荷物を置きっぱなしにすると、車全体の重量が増えて、燃費が悪くなります。車に入れておく必要のない荷物は、こまめに下ろすことを心がけましょう。
 

歩くことで得られるメリットは?

歩くことで得られる最大のメリットは、健康とダイエットです。高血圧の予防や心肺機能の強化など、健康面で効果を発揮しますが、3kmの車移動を徒歩に変えると、どのような効果が見込めるのでしょうか。
 

3km歩くと142kcalの消費

3kmの車移動を徒歩に変えると、体重60㎏・分速67m・45分(3000m)として、およそ142kcalの消費につながります。1回あたりの消費カロリーだけでは、大きな効果を見込めないように感じますが、継続することに意味があります。
 
勤務日22日間をすべて徒歩に変えた場合、22日間で3124kcalを消費できます。体重1kgを減らすために必要な消費カロリーといわれる約7200kcalには届きませんが、歩くことで身につく足腰の筋肉は、身体の代謝向上につながるため、長期的なダイエットにおすすめです。
 

歩くときの注意点を三つ紹介

歩く際に注意すべき三つのポイントを紹介します。

●運動習慣がない場合は、急に長距離を歩かない
●歩く前後でストレッチをする
●体調がすぐれない場合は、無理に歩かない

節約のためにも、ダイエットや健康のためにも、長続きできるように無理なく始めましょう。
 
一日3kmの車移動を徒歩に変えることで、節約できるガソリン代と、得られるメリットについて紹介しました。1回ごとの効果は微々たるものですが、継続することで大きな効果を得られますので、ぜひお試しください。
 

出典

経済産業省 資源エネルギー庁 1. 給油所小売価格調査(ガソリン、軽油、灯油)1990年(平成2年)8月27日~ 【週次ファイル (xls形式:3824KB)】
カシオ計算機株式会社 keisan ウォーキングの消費カロリーの計算(体重60㎏・分速67m・45分として計算)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集