更新日: 2023.09.20 子育て
「子どもの小遣い値下げ」はタブー? 「あげすぎ」だと思うので月2000円減らしたいけれど…。
今回は家計の節約において、子どものお小遣いに着目したRさんの事例をみていきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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「あれ?うちの子のお小遣いって高くない?」節約妻の気づき
Rさんは現在、高校2年生の娘を持つ、40代の母親です。昨今の経済情勢だけでなく、家庭の事情も相まって節約に対して意識が向いていると語っています。
「つい先日、夫が転職したのですが、年収が30万円ほど下がっちゃったんですよ。何度も話し合いをしたので、年収が下がったこと自体に不満はありません。ただ、最近の値上げラッシュと時期がかぶってしまったのが負担になっていますね」
転職によってキャリアアップを目指す場合、一時的に年収が下がってしまうこともあるでしょう。夫も年収が下がることに対しては、もちろん悩んだそうですが「将来的なキャリアアップのため」ということもあって、Rさん自身が背中を押したそうです。
こうして、Rさんの家庭でもさまざまな節約を行っていくことになったようですが、ふと子どものお小遣い額が気になったといいます。
「高校2年生の娘がいるんですけど、毎月のお小遣いとして7000円与えていたんですよ。ママ友や親せきに聞いてみると、これが他の家庭と比べても高いことに気づきました。勉強に必要なお金や美容院代などは、お小遣いとは別に与えているので、お小遣いは2000円程度減らしてみても良いと思ったんです」
事情があるとしても、いきなりお小遣いを減らされては、子どもは納得できないでしょう。高校生にしてみれば、自由に使えるお金が毎月2000円減ることのストレスは大きく、Rさんの家庭では現在も口論が続いているといいます。
子どものお小遣いを下げる前に! 家計節約のポイントを見直そう
昨今の経済状況や家庭の事情により、多くの家庭で節約が求められています。Rさんの家庭もその一例で、夫の転職により年収が下がり、さらに最近の値上げラッシュが重なったため、家計が厳しくなっています。
しかし、子どもにとって、いきなりお小遣いを減らされることは、ストレスになります。そこで、子どものお小遣いを下げる前に、まず家計を見直すことをおすすめします。
1.支出の見直し: まず、家計簿をつけて、支出を把握しましょう。食費、光熱費、交通費、通信費、保険料など、支出の項目ごとに、どれくらいの金額がかかっているかを正確に確認します。
2.不要な支出の削減: 支出の中で、不要なものや、節約できるものを見つけましょう。例えば、外食費を減らし自炊を増やす、スマホのプランを見直す、保険料を見直すなどです。
3.固定費の見直し: 家賃やローン、保険料などの固定費も見直しの対象です。例えば、住宅ローンの見直しで月々の支払い額を減らすことができるかもしれません。
4.節電・節水: 日々の生活で、電気や水道の使い方に注意することで、光熱費を節約することができます。
5.買い物の工夫: 買い物の際には、セールや割り引きを利用する、まとめ買いをする、無駄な買い物を避けるなど、工夫をしましょう。
子どものお小遣いを減らすことは、家計の節約につながりますが、子どもにとってはストレスになります。そのため、まずは上記のポイントを参考に、家計の見直しを行い、必要に応じてお小遣いの見直しを検討することをおすすめします。
また、お小遣いの見直しを行う際には、子どもに事情を説明し、理解を得ることが大切です。お小遣いの使い道や、家計の状況について、オープンに話し合うことで、子どもも納得しやすくなります。
まとめ
家計が厳しい時期に子どものお小遣いを減らすことは、親にとって避けたい選択肢の一つです。Rさんの家庭でも、夫の転職と物価上昇が重なって家計が厳しくなり、娘のお小遣いを減らすことを考えましたが、それが子どもにとってストレスになり、家庭内での口論が続いています。
このような状況を避けるためにも、まずは家計全体の支出を見直し、不要な支出を削減し、節約を心掛けることが大切です。そして、必要に応じてお小遣いの見直しを検討し、子どもに事情を説明し、理解を得ることが重要です。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー