更新日: 2023.09.20 その他暮らし
ギャンブルに月8万円も使う夫にモヤモヤ。がまんを続けたほうが家族円満でしょうか?
夫にとっては重要なことだったとしても、妻がその価値観を理解できなければ、夫のお金の使い方に対して共感を示すのはむずかしいと言えます。ここでは、夫のお金の使い方に対して不満を抱いているEさんの話を見ていきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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「なんでそんなことにお金を使うの?」妻が理解できない夫の出費
Eさん夫妻は現在2人の子どもを持ち、共働きで生活しています。
生活費や貯金を管理する共通の家族口座をもうけ、それとは別に夫婦それぞれが自由に使ってもよい口座もあるといいます。このルールを定めた際にも、「互いに相手のお金の使い方には口を出さない」「相手の稼ぎや財布事情について詮索(せんさく)しない」と決めたようです。
しかし、最近の夫のお金の使い方に対して、Eさんは不満があると語っています。
「夫は昔からギャンブルが趣味なんですが、だんだんと出費が大きくなっているんです。この前『いくら使ったの?』と聞いてみたら、月8万って言うんですよ? 正直なところ『そんなことに使うなら、もう少し家族のために使ってくれ』って思っちゃいます」
Eさん自身も洋服代や友達との食事会といった、自分のためにお金を使っています。その一方で、余った分は毎月の積み立て投資に回すなど、将来のことや、家族のことを意識した使い方を心がけているようです。
また、家族のよりくわしいお金事情について、次のように語っています。
「共働きということもあって『家族のお金』という点では、あまり困ってないですね。貯金も積み立て投資もそれなりにできています。夫も毎月、家族用の口座にしっかりと振り込んでくれているんです。だからこそ『ギャンブルに使うぐらい、お金に余裕があるんだったら、もう少し、家族用の口座に振り込んで欲しいな』とは思いますよね」
本来、Eさん夫妻のようにお金のルールを定めているならば、家族用口座がうまく運用できている限り、大きな問題はないでしょう。今回の場合、夫のお金に対する価値観に共感できない点が、Eさんの不満の原因なのかもしれません。
価値観の違いを受け入れつつ、マネープランを更新
Eさん夫妻のケースでは、夫がギャンブルに月8万円も使っていることに、Eさんは不満を感じています。しかし、一方で、夫は毎月、しっかりと家族用の口座にお金を振り込んでおり、共働きのおかげで家族の生活費や貯金、積み立て投資もそれなりに進んでいるため、現状は大きな問題はないかもしれません。
ただし、ライフステージによって必要な費用は変わるため、定期的にマネープランを更新することが重要です。例えば、子どもの進学、家族の健康状態、将来のリタイアメントプランなど、さまざまな要因が影響を与える可能性があります。
このような状況では、お互いの価値観についてオープンに話し合うことが重要です。例えば、「月に一度、お金の使い方について話し合う時間を設ける」、「お互いの支出を見える化する」など、コミュニケーションをとることで、お互いの価値観を尊重し合うことができるでしょう。
ギャンブルを減らすテクニック
ギャンブルを減らす方法として、次のようなテクニックが考えられます。
1.共通の目標を設定する: 夫婦で将来の目標を設定し、そのために必要な貯金額を計算します。目標に向かって一緒に取り組むことで、ギャンブルへのお金の使い方に対する意識が変わるかもしれません。
2.お金の使い方を見直す: 定期的にお金の使い方を見直し、むだな支出を削減します。ギャンブルに使うお金も、他に必要な支出があれば見直すきっかけになります。
3.家族での思い出作りを優先することも大切です。ギャンブルを減らすテクニックとして、家族との予定を事前に入れることも効果的です。「休みは家族でアウトドア活動を楽しむ」「一緒に料理を作って楽しむ」「家族で映画を観る」など、お金を使わないでも楽しめるアクティビティを取り入れることで、夫のギャンブルに使うお金を自然と減らせるかもしれません。
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まとめ
Eさん夫妻のケースでは、夫のギャンブル支出にEさんが不満を感じているものの、現状では大きな問題はないかもしれません。しかし、ライフステージの変化に合わせ、マネープランを更新し、お互いの価値観についてオープンに話し合うことが重要です。
また、ギャンブルを減らすテクニックとして、共通の目標を設定し、お金の使い方を見直し、家族での思い出作りを優先することが効果的です。これらのアプローチを取り入れることで、お互いの価値観を尊重し、家族円満につながるのではないでしょうか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー