更新日: 2023.09.21 その他暮らし
節約のために洗濯の「洗剤」は少なめにしています。洗浄力は大丈夫ですか? やはり汚れが落ちにくいでしょうか?
そこで、本記事では、洗濯用洗剤の使用量を半分に減らした場合を想定して、どの程度の節約効果が見込めるのか、洗浄力への影響などを解説していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
洗剤の使用量を半分にした場合の節約効果
市販の洗濯用洗剤は、液体洗剤や粉末洗剤などの種類があり、さまざまな商品が発売されています。また、メーカーや販売店などによって価格が異なります。大手メーカーが販売している洗濯用洗剤の価格相場は、液体洗剤が414円(880g)、粉末洗剤が537円(900g)などです。
まずは、この価格をもとにして、6kgの洗濯物をドラム式洗濯機で洗う場合の洗剤代がいくらになるのかをみていきましょう。
・目安のとおりに使用した場合の洗剤代
液体洗剤の使用量の目安は、キャップ1杯分(58g)程度です。液体洗剤1本分で約15回分の洗濯ができます。1回あたりの洗剤代は、414円÷15回=27.6円で約28円です。粉末洗剤の使用量の目安は、スプーン1杯分(42g)程度です。粉末洗剤1箱分で約21回分の洗濯ができます。
1回あたりの洗剤代は、537円÷21回=25.5で約25円です。この計算からは、液体洗剤よりも粉末洗剤の方がコスパは良いことが分かります。週に3回のペースで洗濯をすると1ヶ月間(4週間)の洗剤代は、液体洗剤が336円、粉末洗剤が300円です。年間では、液体洗剤が4032円、粉末洗剤が3600円となります。
・使用量を半分にした場合の洗剤代
洗濯時に洗剤の使用量を半分に減らせば、当然のことながら洗剤代も半額となります。1ヶ月間の洗剤代は、液体洗剤が168円、粉末洗剤が150円です。年間では、液体洗剤が2016円、粉末洗剤が1800円となります。
洗剤の量を減らすとどうなるのか?
洗濯用洗剤のおもな成分は、界面活性剤です。界面活性剤には湿潤作用、浸透作用、乳化作用、分散作用、再付着防止作用などがあり、洗濯物をきれいにするための重要な役割を担っています。
節約目的で洗剤の量を少なくすると、これらの作用が十分に働かなくなり、洗濯物の汚れが落ちにくくなる可能性があります。洗濯物の汚れが落ちずに蓄積されていくと、衣類の黒ずみや黄ばみなどの原因となることもあるため、注意が必要です。黒ずみや黄ばみがひどくなったら、買い替えの必要も出てくることでしょう。
新しい衣類やタオルの値段にもよりますが、新しく購入するコストを考えると、洗剤の量を減らすことは、あまりよい節約方法とはいえないでしょう。
また、洗剤の量を減らすことで、衛生面の問題も出てきます。汚れが残った状態の衣類やタオルは、雑菌が繁殖しやすくなり、不快な臭いの原因にもなりますので、気をつけてください。清潔に保つためにも、洗濯の際には洗剤をケチらずに、メーカーが推奨する使用量を守ることをお勧めします。
節約目的で洗剤の量を減らすと汚れが落ちにくくなる! 洗剤は適量を使うのがベスト!
洗剤の量を半分にした場合の節約効果は、1ヶ月間で150円程度、年間で2000円程度です。ただし、洗剤の量が少ないと、汚れが落ちなくなる可能性があります。洗濯物の汚れをきれいに落として清潔さを保つためには、適量の洗剤を使用するのがベストです。
どうしても洗剤代を節約したいのであれば、安いプライベートブランドや詰め替え用を選ぶのも手です。内容量や1回あたりの使用量をよく比較検討して、コスパのよいものを選ぶとよいでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー