更新日: 2023.09.26 その他暮らし

妻が「ドラム式洗濯乾燥機が欲しい」と言い出しました。電気代も考慮した場合、浴室乾燥機とどちらがいいでしょうか?

妻が「ドラム式洗濯乾燥機が欲しい」と言い出しました。電気代も考慮した場合、浴室乾燥機とどちらがいいでしょうか?
ドラム式洗濯乾燥機は一度に多くの洗濯物を乾燥できるうえ、省スペースであるというメリットがあります。しかし、すでに浴室乾燥機がある場合は、どちらのコストがよいのか気になるでしょう。
 
浴室乾燥機とドラム式洗濯乾燥機をそれぞれの電気代を計算して比較すると、単純な初期費用やランニングコストだけでなく、一度に乾燥できる量や省力化など、大ざっぱな視点でコストを考慮する必要があります。
 
そこで本記事では、洗濯機の買い替えについてアドバイスをお伝えします。さらに、それぞれの機種のコストを詳しく比較し、どちらが家庭に適しているのかを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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浴室乾燥機とドラム式乾燥機の電気代比較

本項では、浴室乾燥機とドラム式乾燥機のそれぞれの電気代を比較していきます。それぞれ、1時間あたりの金額と使用する時間にて計算することで、どの程度の電気代がかかるかをイメージします。
 

浴室乾燥機の電気代の目安

一般的な浴室乾燥機の乾燥時間は、洗濯物が少ない家庭で約2~4時間とされています。では、実際に浴室乾燥機を約3時間動かした場合の、電気代はいくらなのかを見ていきましょう。
 
浴室乾燥機の乾燥機能の消費電力は、1時間あたり約1.3kWとされています。家電製品の1kWhあたりの目安単価は31円(2023年8月時点)のため、浴室乾燥機を3時間動かした場合の電気代は約120円です(1.3kw×3時間×31円/kWh)。1ヶ月31日で計算すると、1回あたり120円×31日なので、1ヶ月あたり3720円という計算になります。
 

ドラム式機乾燥の電気代の目安

では、ドラム式乾燥機の電気代の目安はどうなっているか見てみましょう。ドラム式乾燥機には2種類あり、ヒーター式とヒートポンプ式があります。
 
ドラム式洗濯乾燥機(ヒーター式)で、乾燥にかかるおおよその電気代は1時間あたり35.2円です。約3時間で乾燥させた場合は、「乾燥(35.2円×3時間)=105.6円」となります。1回あたり105.6円×31日なので、1ヶ月あたり3273円となります。浴室乾燥機より、1ヶ月あたり約447円安くなります。
 
ドラム式洗濯乾燥機(ヒートポンプ式)で、乾燥にかかるおおよその電気代は、1時間あたり乾燥は32.6円です。「乾燥(32.6円×3時間)=97.8円」なので、ヒーター式と比較すると、乾燥にかかる電気代がヒートポンプ式のほうが安い傾向にあるのが分かります。1回あたり97.8円×31日なので、1ヶ月あたり3031円となります。浴室乾燥機より、1ヶ月あたり約689円安くなります。
 

ドラム式洗濯乾燥機の購入を考慮したコスパの深掘り

電気代の比較だけでなく、コストを考慮する際には多角的な視点が必要です。初期費用、ランニングコストはもちろん、一度に乾燥できる量や省力化なども考慮に入れるべきです。
 
その結果、洗濯作業での課題として「洗濯の量が多い」「乾燥に時間がかかる」「洗濯から乾燥までの手間がかかる」といった点があげられます。本項では、洗濯機選びのアドバイスを提供します。
 

コストを考える際の広い視点

コストを考える際には、単純なコストだけでなく、使用する頻度や一度に乾燥できる量が重要です。洗濯の量が多い場合は、一度に多くの洗濯物を乾燥できるドラム式洗濯乾燥機が有利かもしれません。 また、省力化の観点からも、ドラム式洗濯乾燥機は一度洗濯から乾燥まで確立するため、手間が省けます。
 

洗濯機選びのアドバイス

「乾燥に時間がかかる」「洗濯から乾燥までの手間がかかる」などの課題があった場合は、解消するためのそれぞれの家庭に合った選択が求められます。例えば、子どもが小さいうちは洗濯物も多くなり、子育てにも手がかかるので、時短ができるなどの高機能な洗濯機が必要かもしれません。
 
また、家庭の月々の支出と収入、将来のライフプランも考慮に入れることも重要なポイントです。短期的なコストだけでなく、長期的な視点をもつとよいでしょう。
 

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まとめ

洗濯機選びには、比較的初期費用やランニングコストを考慮するだけではなく、「洗濯の量が多い」「乾燥に時間がかかる」「洗濯から乾燥までの手間がかかる」などの課題を解決するための最適な選択をすることが重要です。
 
電気代の比較では、ドラム式洗濯乾燥機が浴室乾燥機よりもコスト効率がよいことが分かりましたが、 一度に多くの洗濯物を乾燥できる点や、洗濯から乾燥まで一貫して省力化のメリットも考慮に入れるべきです。
 
各家庭の月々の支出や将来のライフプランに合わせて、機種を選ぶことも洗濯機選びのポイントの一つです。短期的なコストだけでなく、長期的なアクセス性と効率性も考慮して、家庭に最適な洗濯機を選びましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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