更新日: 2023.10.03 その他暮らし

ショッピングモールで買い物するのに窓を閉め忘れて車を離れてしまった!よくあるミスだけど…「交通違反」になる!?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

ショッピングモールで買い物するのに窓を閉め忘れて車を離れてしまった!よくあるミスだけど…「交通違反」になる!?
車の運転で気をつけたいのが交通違反。スピード違反や信号無視をしないように気をつけることはあっても、思わぬところでうっかり違反をしてしまうことも。今回は、窓を閉め忘れて車を離れてしまうことなど、「うっかりミス」が反則行為にあたり罰金が科せられる可能性があるのかをご紹介します。
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うっかりミスに注意! 何気ない行動で交通違反・罰金も!?

「飲酒運転」「スピード違反」「あおり運転」など、明らかな危険運転はしないように気を付けていても、うっかりミスにより交通違反と判断され罰金が科せられることがあります。
 
例えばショッピングモールで買い物をする際に、うっかり窓を閉め忘れて車を離れてしまった場合です。道路交通法では、車を離れる際にドライバーに生じる義務は以下のように定めています。
 
道路交通法第七十一条
五の二 自動車又は原動機付自転車を離れるときは、その車両の装置に応じ、その車両が他人に無断で運転されることがないようにするため必要な措置を講ずること。

 
車を離れる際は、施錠や防犯対策をしっかりと行い、第三者が勝手に運転しないようにしなければなりません。窓を閉め忘れただけで他人が車を運転できるとは限りませんが、それが原因で車を盗まれてしまうと、ドライバーにも過失が問われる可能性があります。
 

窓を閉め忘れて車を離れるとどうなる? 交通違反の点数と反則金

交通違反を犯すと、違反の種類に応じて違反点数が加算され、過去3年間の累積点数などにより、免許の停止や取り消しなどの処分が行われます。具体的には、累積点数が6点で30日間の免許停止、15点で免許取り消し処分になります。過去に行政処分の履歴があると、累積点数の基準は下がり処分も厳しくなる仕組みです。
 
例えばスピード違反で捕まった場合、超過速度が20未満だと1点、20以上25未満だと2点といった具合に点数が大きくなります。反則金に関しては、15未満で9000円、15以上20未満で1万2000円、20以上25未満で1万5000円と金額が大きくなります。
 
窓を閉め忘れて車を離れた場合については、道路交通法第七十一条に反しているとされ「停止措置義務違反」にあたる場合は1点が加算され、6000円の反則金が発生すると考えられます。
 
窓の閉め忘れを取り締まるために警官がショッピングモールをパトロールするわけではありませんが、車を離れる際は道路交通法第七十一条のことを頭に入れておくとよいでしょう。窓の閉め忘れが原因で、雨天時に車内が水浸しになったり盗難に遭った場合に保険適用外になったりすると、余計な出費にもつながるため注意が必要です。
 

交通違反の種類を知って安全運転を!

道路交通法第七十一条には、車を離れる際の措置だけでなく、泥はね運転の禁止やドアを開く際の安全確認措置、騒音運転などの禁止など、運転者の順守事項が記されています。
 
なかには、意外に思えるものやうっかりミスでやってしまいがちなものもあるため注意が必要です。軽微な交通違反でも、点数が少しずつ加算されて、やがては免許停止や免許取り消し処分につながる可能性があります。
 
ハンドルを握るドライバーには大きな責任が生じます。交通違反の種類を知って、安全運転を心がけましょう。
 

出典

デジタル庁 e-Gov法令検索 道路交通法 第七十一条 五の二

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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