更新日: 2023.10.06 その他暮らし

たばこの値上げがつらいです… 自分で手巻きたばこを作ると節約になりますか?

たばこの値上げがつらいです… 自分で手巻きたばこを作ると節約になりますか?
近年はたばこの値上げが相次いで行われており、愛煙家のなかには経済的な打撃を感じている方も多いのではないでしょうか。たばこは「中毒性」のある嗜好なので、なかなか簡単に辞められない方も多いでしょう。
 
実際に、紫煙をくゆらせることでストレス解消効果を得ている方も少なくありません。そこで、たばこ代を節約する方法として「紙巻きたばこを自作すること」が注目されています。
 
本記事では、紙巻きたばこを自作したとき、どの程度の節約効果を得られるのか解説します。たばこ代を節約したいと考えている愛煙家の方々に役立つ内容となっているので、ぜひ参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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愛煙家にとって痛いたばこの値上げ

財務省によると、現在のたばこ1本当たりの税金は「15.444円」で、1箱「304.88円」です。たばこ税は段階的に上昇していることから、今後もたばこの値上げが行われる可能性は高いでしょう。
 
一般的なたばこは「紙巻きたばこ」とよばれており、細かく刻んだたばこ葉を紙で細長く巻き上げた形態を指します。たばこをコンビニなどの小売店で購入する人は多いですが、手巻きたばこは自作することも可能です。「手巻きたばこを自作すると経済的」といわれることもありますが、実際にはどの程度の節約効果があるのでしょうか?
 

紙巻きたばこを自作すれば月1万円の節約に

手巻きたばこを自作した場合、1本当たり「15~20円程度」です。市販の紙巻きたばこは1本当たり「25~30円程度」ですから、紙巻きたばこを自作することでたばこ代を節約できるでしょう。
 
なお、紙巻きたばこを自作したときの具体的なコストの内訳は下記のとおりです。
 

●シャグ:1本0.4グラム当たり10~12円
●巻紙:1枚2~3円
●フィルター:1個3円

 
紙巻きたばこのシャグや巻紙などは、たばこ専門店や通販でも購入できます。また、きれいにたばこを巻くためにローラーがあると便利です。ローラーは500~700円程度で購入できるため、あわせて用意するとよいでしょう。
 
1日に20本のたばこを吸う習慣がある人の場合、1箱580円の市販たばこを買うと毎月1万7400円です。しかし、自作たばこが1本当たり20円と作成できれば、毎月のたばこ代は1万2000円です。
 
毎月約5000円の節約効果が期待できることから、長期的にみれば大きな金額になるでしょう。
 

できれば禁煙を目指す

紙巻きたばこを自作することでたばこ代を節約することが可能ですが、家計にゆとりを生むための根本的な解決法となるのは「禁煙」です。
 
ありきたりな提言にはなってしまいますが、禁煙することで禁煙後のたばこ代をゼロにすることが可能です。毎月たばこ代で1万円使っていた人の場合、禁煙することで年間12万円の余裕資金が生まれることになります。国内旅行に行けてしまいます。
 
また、近年は特定の条件を満たせば禁煙外来が保険適用となります。自己負担額を抑えて禁煙を目指すことができるため、受診を検討する価値はあるでしょう。「たばこ代の値上がりは続きそうだから、禁煙しようかな」と考えている方は、外来受診を検討しつつ、禁煙を目指してみてはいかがでしょうか。
 

まとめ

近年はたばこ税の引き上げなどの影響からたばこの値上がりが続いていますが、2023年10月にも一部のたばこが値上げされます。たばこ代の値上がりに対抗する手段として、「紙巻きたばこを自作する」ことが挙げられます。紙巻きたばこを自作すれば月に約5000円の節約効果が得られることから、トライしてみる価値は大いにあるでしょう。
 
また、根本的な解決を目指したい場合は、禁煙外来などを利用しながら禁煙を目指すことを検討してみてください。
 

出典

財務省 たばこ税等に関する資料

JT 紙巻たばこ(シガレット)

東京都保健医療局 禁煙治療について(ニコチン依存症治療に保険が適用される医療機関一覧

 
※2023/10/6 記事を一部修正いたしました。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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