更新日: 2023.10.07 その他暮らし

暑い日はそうめん・そば・うどんに偏りがち…!栄養があってコスパがいいのはどれ?

暑い日はそうめん・そば・うどんに偏りがち…!栄養があってコスパがいいのはどれ?
暑い夏は体力を消耗しやすく、疲れてしまいがち。そこで、簡単に調理ができて、涼しさを感じられる、そうめん・そば・うどんなどの麺類が人気です。しかし「毎日こればっかり食べて大丈夫?」と、栄養面が気になる人も多いでしょう。そこで、栄養成分と価格を考慮したうえで、どれが一番コスパがよいのかを、ご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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そうめん・そば・うどんのカロリー・栄養素・価格

そうめん・そば・うどんの栄養成分を調べると、表1のとおりとなりました。価格はブランドによって異なりますが、半生麺は、そばもうどんも、1食分約500円と、高い傾向にあります。なお、めんつゆのカロリーは、100gあたり約44キロカロリーです。
 
麺の種類によって使う量は異なりますが、つゆをすべて飲まないかぎり、それほどカロリーを摂取することにはならないでしょう。
 
表1
 

麺類
(1食分)
カロリー
(kcal)
たんぱく質
(g)
脂質
(g)
炭水化物
(g)
価格
(1食分)
そうめん(乾燥)
100g
333 9.5 1.1 72.7 約153円
そば(乾燥)
90g
318 11.6 1.4 64.8 約162円
そば(ゆで)
150g
204 8.3 1.1 42.5 約63円
十割そば(半生)
100g
288 5.7 1.5 55.5 約540円
十割そば(乾燥)
100g
357 10.5 2.8 72.4 約165円
八割そば(乾燥)
100g
347 12.4 1.7 70.6 約180円
茶そば(乾燥)
90g
289 11.7 1.6 60.2 約162円
うどん(半生)
100g
249 6.1 0.6 56.8 約167円
うどん(ゆで)
200g
190 5.2 0.8 43.2 約68円
うどん(乾燥) 333 8.5 1.1 71.9 約36円

 
※筆者作成
 

栄養バランスとコスパがよい麺類

栄養バランスを示す一つの指標として「PFCバランス」があります。
 
PFCとは、たんぱく質(protein)・脂質(fat)・炭水化物(carbohydrate)の3種類の栄養のことです。
 
この3種の栄養の割合は、P:F:C=13~20%:20~30%:50~65%が理想であるとされています。
 
先ほどご紹介した各栄養成分を当てはめると、バランスがよいといえるのは乾麺のそばと十割そばと八割そば、茶そばですが、全体的に脂質が少なく、炭水化物の割合が高い傾向があります。
 
次に、価格について考えてみましょう。
 
価格が安い麺類は、ゆでそば・ゆでうどん・乾燥うどんの三つです。特にゆでうどんは、スーパーの特売日などで10円台になることもあります。しかし、PFCバランスが、ほかの麺類と比べてよいとはいえません。
 
PFCバランスが比較的よい麺類は、そばに集中しています。そのため、栄養面と価格面で両立して、コスパのよい麺類を食べたい場合は「そば」を選ぶとよいでしょう。
 

バランスのよい食事を心がけましょう

本記事で、コスパのよい麺類は「そば」であるとご紹介しました。
 
しかし、麺類はどれも脂質が少なく、炭水化物の割合が高い傾向があります。栄養バランスのよい食事をしたいのであれば、麺類だけではなく、ほかの食材も一緒に食べましょう。
 
例えば、めんつゆのみで食べるのではなく、卵黄・鶏肉・ネギをのせたりするなど、アレンジの仕方もたくさんあります。調理が面倒であれば、総菜を購入して、のせてみてもよいでしょう。麺類ばかり食べていると、栄養不足になる可能性があります。
 
足りない栄養分は、おかずやサラダを追加するなどして、バランスのよい食事を心がけてください。
 

出典

文部科学省 食品データベース

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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