更新日: 2023.10.04 その他暮らし

40代以降、太陽光パネルや床暖房などの「自然エネルギー」を活用してお得に過ごすには?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

40代以降、太陽光パネルや床暖房などの「自然エネルギー」を活用してお得に過ごすには?
40・50代に突入して、住まいについて考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 
近年、気候変動や環境問題による健康被害が心配されるなか、化石燃料に依存しない「自然エネルギー」の重要性は高まっています。また、電気代高騰やSDGsの観点からも、「自然エネルギー」は注目を集めています。
 
本記事では、自然エネルギーを活用した快適な住まいづくりや、電気代を抑える方法をご紹介します。
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自然エネルギーとは?

自然エネルギーとは太陽、地熱、風などの自然現象から得られるエネルギーを指します。
 
現在日本は化石燃料によるエネルギー供給が8割以上を占めていますが、限られた資源なので、いつなくなるか分かりません。
 
また、日本の化石燃料は海外に依存しているため、代替となるエネルギーが求められているのです。
 
自然エネルギーは限られた資源の節約や、日本国内のエネルギー自給率を向上させるための手段、温室効果ガスの削減にも効果的なので、多方面から注目されています。
 

家庭でできる自然エネルギーを利用した自家発電

一般家庭でも、太陽光発電や風力発電などの自然エネルギーを活用した自家発電が可能です。どちらも火力発電のように大気汚染物質を発生させないため、環境負荷も小さく、導入しやすいでしょう。
 
自家発電には設置条件や、機材購入費、メンテナンス費用がかかる反面、電気代の節約や災害時の緊急用電力として使えるメリットもあります。
 
それぞれの詳しい概要を見ていきましょう。
 

太陽光発電

太陽光発電は太陽の光をエネルギー源としているため、化石燃料のように枯渇する心配はありません。一般家庭において太陽光パネルは、屋根に設置するのが一般的です。
 

風力発電

風力発電は「風」をエネルギー源とするため、太陽光発電と同じようにクリーンで枯渇する心配はありません。風向きや風速によって発電量は変わりますが、設置すれば半自動的に発電してくれます。
 

地熱発電

地熱発電は、地中から発生する熱を利用した発電方法です。化石燃料を必要とせず、半永久的にエネルギーをつくりだせるため、年間を通して安定した電力を得られます。
 

自然エネルギーを日常生活で活用する方法

自然エネルギーを日常生活に取り入れる方法として、太陽光パネルの設置や地熱発電を利用した床暖房があります。一つずつ詳しく見ていきましょう。
 

太陽光パネルを自宅に設置する

設置やメンテナンスに際する費用は発生しますが、太陽光パネルで自家発電をすると、節電につながります。また、自家発電で使いきれなかった電気は電力会社に売却できるため、家計の助けにもなります。
 
下記の条件で住宅用太陽光発電のシミュレーションを行った場合、年間で12万9558円の節約が可能です。
 

太陽光発電のシミュレーション条件
家族構成 4人家族
住んでいる場所 神奈川県横浜市
太陽光パネル設置方角 南向き
電力会社 東京電力・従量電灯Bプラン
太陽光発電のシステム容量 4.5kw
直近1ヶ月の電気料金 1万4000円(4人家族の電気代平均額)
売電金額の月平均 5300円

 
※京セラ株式会社「太陽光発電・蓄電システムシミュレーション(簡易版)」をもとに筆者作成
 

地中熱を有効活用する

地熱発電の原理は、住宅向けにも以下の用途で利用されています。
 

●床暖房
●エアコン
●融雪設備(雪を溶かす設備)

 
特に地中熱を利用した床暖房を自宅に取り入れると、自然から発生するエネルギーで地面を暖めるため、ガス代の節約につながります。また、エアコンを使用する機会も少なくなり、より節約することができます。
 

自然エネルギーの活用でよりよい住まいを作ろう

自然エネルギーを活用すると、エネルギーコストの削減だけではなく、体にもやさしい生活の実現にもつながります。
 
太陽光発電や地熱発電は、再生可能エネルギーとして有効な発電方法です。特に地熱発電はガス、電気代の節約だけでなく、冷暖房機器による体への影響も低減できるため、健康面を考えた上でも取り入れたいところ。
 
上記の取り組みを通じて、自然と共生するよりよい住まいを構築しましょう。
 

出典

京セラ株式会社 太陽光発電・蓄電システムシミュレーション(簡易版)

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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