就職先が決まらないまま会社を退職 【失業】してしまったらするべき3つのこと
配信日: 2018.08.31 更新日: 2019.01.09
ですが、次の就職先が決まらないまま会社を退職した場合、つまり「失業」した場合には、自分自身でやらなくてはいけないことがいろいろあります。失業したら何をすればいいのか、わからない方も多いのではないでしょうか?
今回は「失業したらするべきこと」を紹介していきたいと思います。
Text:川添典子(かわぞえ のりこ)
ファイナンシャルプランナー2級
住宅ローンアドバイザー
明治学院大学英文科卒業後、大手ハウスメーカー就職。
住宅販売の営業職として、顧客開拓、住まいづくりの提案、資金計画相談、販売後のアフターフォローを担当。
仕事を通して、お客様の一番の関心事と不安はお金に関する事だと感じ、ファイナンシャルプランナー2級と住宅ローンアドバイザーの資格を取得。
ハウスメーカーを退職後、暮らしに役立つライターとして、お金に関する知識や情報を提供しています。
失業したらやることは大きく分けて3つ!早めに手続きをしよう!
(1)健康保険の切り替えをしよう
〈手続き場所〉
住んでいる近くの役所の窓口に行きましょう。
〈必要書類〉
・印鑑
・マイナンバー(がわかるもの。通知カードなど)
・健康保険の資格喪失証明書
・身分証明書(運転免許証など)
〈手続き期限〉
退職した日から14日以内です。この期間を過ぎてしまっても、手続きは可能です。ただし、その期間は無保険状態となり、病院に行った際には全額を負担しなければいけません。
ただ、全額支払った分はあとで返してもらえるので、切り替えの手続きに時間がかかってしまったり、忘れていて無保険になった期間に受診した場合は、レシートなどしっかりと保管しておきましょう。
保険に加入したら再度病院に行って、負担した分を返金してもらえます。
〈社会保険の任意継続〉
「健康保険任意継続制度」を利用することで退職後も加入していた社会保険に加入することができます。
任意継続するには以下の条件があります。
・退職日までに継続して2ヶ月以上、社会保険に加入している
・退職日の翌日から20日以内に手続きをする
任意継続にするか、国民健康保険にするかは保険料など比べて選びましょう。事前に保険料を確認することができます。
(2)年金を切り替えよう
会社に所属していたときには厚生年金に加入していたはずですが、退職したら国民年金に自分自身で切り替えなければいけません。
〈手続き場所〉
健康保険と同じく、切り替えるには住んでいる近くの役所に行って手続きをします。
〈必要書類〉
年金の切り替え手続きも必要書類があるので、事前に揃えておきましょう。
・年金手帳
・印鑑
・退職日を証明できるもの(離職票、退職証明書、資格喪失証明書など)
・身分証明書(運転免許証など)
〈手続き期限〉
こちらも健康保険と同じく、退職した日から14日以内に手続きをしましょう。
この期限を過ぎてしまうと切り替えができないのか?と思ってしまうかもしれませんが、過ぎてしまっても切り替えは大丈夫です。もし忘れていたなどで過ぎてしまった場合は速やかに手続きに行きましょう。
(3)失業保険をもらおう
退職して次の就職が決まっていなかったら、失業保険をもらいましょう。
失業保険は離職日以前の2年間に被保険者期間が12ヶ月以上あれば、手続きをすることができます。
〈手続き場所〉
住んでいる近くのハローワークに行って手続きをしましょう。
〈必要書類〉
・離職票の1と2
・マイナンバー(がわかるもの。通知カードなど)
・身分証明書(運転免許証など)
・写真2枚
・印鑑
・預金通帳またはキャッシュカード
失業保険は、退職理由や被保険期間によってももらえる期間が変わります。また、いくらもらえるのかも人によってそれぞれ異なるので、ハローワークで確認しましょう。
まとめ
失業したら、するべきことはたくさんあります。手続きをするために、いろいろな書類を揃えたり、役所まで行く必要があったり大変なことが多いです。
スムーズに手続きをするためにも事前に確認しておくことが大切です。また、しっかりと手続きをしないことで損してしまうこともあります。
ですから、今回ご紹介したことに関しては、しっかり把握しておきましょう。
Text:川添典子(かわぞえ のりこ)
ファイナンシャルプランナー2級