更新日: 2023.10.07 その他暮らし
燃費が「約10%」向上!? 長距離を運転するなら知っておきたい「ガソリン代」の節約方法4選
車で移動する際に気になるのはガソリン代ですが、政府の補助金延長が発表され、10月末には1リットル当たり175円程度まで価格が下がる見通しです。
それでも2022年10月のレギュラーガソリン実売価格である155.4円よりは約20円も高く、50リットル入る車に満タンに入れた場合の価格差は1000円近くにもなります。
ガソリン代が高騰する中、対策として少し工夫するだけで燃費を向上させ、ガソリン代を節約することが可能です。本記事では、特に長距離を運転する際に気を付けるべきポイントを4つ紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ガソリン代を節約するためのポイント
ガソリン代を節約するためには、なるべく無駄なガソリンを使わず燃費を向上させることが重要です。ここでは、簡単にできるガソリン代の節約方法を4つ紹介します。
空気圧を確認する
レンタカーの場合は問題ありませんが、自家用車で長距離運転をする際は事前にタイヤの空気圧を確認しておきましょう。
タイヤの空気圧が適正値より不足すると、市街地で2%程度、郊外で4%程度燃費が悪化します。空気圧はガソリンスタンドやカー用品店で無料でチェックできる場合も多いので、給油や商品購入のタイミングで確認してみるとよいでしょう。
また、エンジンオイルやオイルフィルタなどを定期的に交換しておくことも燃費向上につながります。しばらく交換していない場合は、長距離ドライブの前にぜひチェックしてみてください。
不要な荷物を載せない
車の燃費は重量に大きく影響されます。例えば荷物の重みで重量が100キログラム増すと、3%程度も燃費が悪化します。家族や友人と出かける場合は、1人で運転するときよりも燃費は悪化しますが、少しでも燃費を向上させるためには、不要な物が載っていないか確認することが大切です。
また、車の燃費は空気抵抗によっても影響を受けます。スキーキャリアなどの外装品は使用しないときには外しておきましょう。
急発進・急停車を避ける
車は停車状態から走り出す際に最もガソリンを使用します。発進時の燃費を少しでも良くするためには「アクセルを穏やかに踏む」ことが重要です。目安としては、アクセルを踏み出してからの5秒間で時速20キロメートルに達する程度の加速がよいでしょう。急発進を避けるだけで、燃費は10%程度改善すると言われています。
同様に、急停車を避けることも燃費向上には有効です。アクセルから足を離してエンジンブレーキを作動させることにより、2%程度燃費が向上します。急ブレーキを避けるためにも車間距離には余裕を持つようにしましょう。
速度を一定に保つ
遠方に出かけるときなど、高速道路を利用する際はなるべく速度を一定に保つことで高燃費につながります。
高速道路の場合は、時速80~90キロメートル程度で走るのが燃費の良い走り方です。スピードが増すほど空気抵抗も大きくなり、燃費を悪化させる一因となります。高速道路ではついスピードを出してしまいがちですが、あまりスピードを出しすぎず、速度を一定に保つことが燃費を向上させるためには重要です。
ポイントを押さえて賢くドライブを楽しもう!
2022年の2人以上の世帯におけるガソリンへの支出は、年間平均で約6万9000円でした。
これは1リットルの平均価格を約160円で計算した金額のため、昨今のガソリン代高騰により家計における負担はさらに上がっていると考えられます。少しでも燃費を向上させ、ガソリン代を節約するためにも今回紹介した4つのポイントを参考にしてみてください。
出典
環境省 エコドライブ10のすすめ
総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 2022年
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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