更新日: 2023.10.10 その他暮らし
涼しくなってきた今が節約どき!「一日中」扇風機をつけると電気代はいくらかかる?
今回は、扇風機を一日中つけっぱなしにしたときの電気代と、新しい扇風機と古い扇風機の電気代の違いについて、解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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扇風機を一日中つけっぱなしにしたときの電気代は?
扇風機を一日中つけっぱなしにしたときの電気代を計算してみます。
一日中つけっぱなしにしたときの電気代 = 消費電力(ワット)÷ 1000 × 電気料金単価(円/キロワットアワー)× 24(時間)
扇風機の消費電力は、風力を「強」にした場合は、およそ10〜50ワットです。
また、電気料金単価については、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している目安単価31円/キロワットアワー(税込)を使用します。
計算の結果、電気代は、約7.44〜37.2円であることが分かります。
一方で、エアコンの消費電力はおよそ580ワットのため、一日中つけっぱなしにしたときの電気代は、約431.52円です。
エアコンは、稼働状態により消費電力が異なりますが、出した数字のみを比較すると、扇風機の電気代は、エアコンの1/10以下になることが分かります。
古い扇風機より新しい扇風機のほうが電気代は安くなる?
古い扇風機よりも、近年販売されている新しい扇風機のほうが、電気代は安くなる傾向にあります。
なぜなら、新しい扇風機に使われているモーターが、古い扇風機に使われているものよりも、消費電力が小さいためです。
新しい扇風機のモーターならば、消費電力が最小で2ワットの商品がある一方で、古い扇風機のモーターは、最小でも22ワットといわれています。
消費電力が10倍ほど異なるため、電気代にも差が出ます。
さらに、新しい扇風機には、以下のようなメリットもあります。
●風量を「弱・中・強」ではなく「1〜8」など、さらに細かく調整できる
●風の音が小さい
扇風機を活用して節約しながら残暑を乗り切ろう
消費電力が50ワットの扇風機を一日中つけっぱなしにしたときの電気代は、およそ37円です。一方で、580ワットのエアコンを一日中つけっぱなしにした場合の電気代は、およそ432円ですので、扇風機を使用すれば、電気代が1/10以下に抑えられます。
消費電力が低い扇風機をうまく活用して、節約しながら暑い日を乗り切りましょう。
出典
公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問Q&A Qカタログなどに載っている電気代はどのようにして算出するのですか?
株式会社 パナソニック おすすめ扇風機のメリットをご紹介 DCモーターとACモーター、仕組みの違い
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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