円安で海外には行けない… 秋は手軽に「日帰り国内旅行」へ！相場や場所は？

円安の影響で海外旅行をあきらめたという人もいるのではないでしょうか。お金をあまりかけずに旅行を楽しみたいのであれば、国内の日帰り旅行を検討してみるのも1つの手です。近場での日帰り旅行を楽しむ際に、どのくらいの費用がかかるのかを知りたい、という人もいることでしょう。

そこで、本記事では、日帰り旅行の相場額、東京近郊でおすすめの日帰り旅行スポットなどを紹介していきます。

執筆者：FINANCIAL FIELD編集部（ふぁいなんしゃるふぃーるどへんしゅうぶ）

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1 日帰り旅行の相場はいくら？
2 東京近郊で日帰り旅行が楽しめるエリア
3 日帰り旅行の相場は約2万円！予算に合わせて旅を楽しもう

日帰り旅行の相場はいくら？

国土交通省観光庁が実施した「旅行・観光消費動向調査」によると、2023年1～3月期における日本人の日帰り旅行の単価は、1万8796円でした。4～6月期は1万9345円となっており、わずかに金額が上がっています。

ちなみに、2023年の宿泊旅行の単価は、1～3月期が5万8373円、4～6月期が6万692円です。この調査結果からは、日帰り旅行の相場は約2万円となっており、宿泊旅行と比べて日帰り旅行の費用は3分の1程度で済むことが分かります。

では、日帰り旅行の相場額を年齢や性別でみた場合はどうなのでしょうか。

株式会社リクルートが2021年に実施した「じゃらん日帰り旅行に関する調査」によると、日帰り旅行の消費金額が2万円以上と回答した人の割合がもっとも多かったのは、20代男性（59.3％）でした。第2位は30代男性（58.5％）、第3位は30代女性（53.3％）です。なお、もっとも少なかったのは、60代女性（28.8％）でした。

東京近郊で日帰り旅行が楽しめるエリア

日帰り旅行の相場は2万円程度ですが、この金額で楽しむのであれば、どこへ出かけるのがよいのでしょうか。ここでは、東京近郊で日帰り旅行を楽しむことを想定して、おすすめのスポットをいくつか紹介します。どのエリアでも鉄道会社が各種の割り引きに力を入れており、これからの観光シーズンに利用すればお得になるでしょう。

・箱根で温泉旅行を楽しむ

温泉につかってのんびりといやされたいという人には、神奈川県の箱根がおすすめです。箱根エリアには、露天風呂、共同浴場、老舗旅館やホテルなどの温泉スポットが豊富です。

洞窟（どうくつ）風呂やウォータースライダーなどが楽しめる箱根小涌園ユネッサンもあるなど、日帰り入浴が可能な施設も多く、気軽に立ち寄れるのが魅力です。温泉のほかにも、大涌谷、箱根神社、箱根ロープウェイ、芦ノ湖などの観光スポットが点在しています。

小田急電鉄では、「箱根フリーパス」を発行しており、運賃の割り引きチケットに加えて、美術館など70のスポットの優待券が付帯されているほか、各種乗り物の料金もパッケージ化されています。

・歴史的建造物や自然に触れ合える日光

歴史的建造物に興味がある人、美しい自然の中でリフレッシュしたい人には、栃木県の日光がおすすめです。日光には、ユネスコの世界文化遺産に登録された日光東照宮があり、三猿、眠り猫、陽明門、五重塔など、見どころあるスポットが林立しています。

華厳ノ滝、中禅寺湖、いろは坂、戦場ヶ原などの自然スポットや鬼怒川温泉も楽しめるので、思う存分、リフレッシュできることでしょう。

東武鉄道ではエリア内の名所をバスや鉄道で自由に乗り降りできる「まるごと日光東武フリーパス」の発行をしています。

・富士山の絶景が楽しめる河口湖

絶景に興味がある人には、山梨県の河口湖がおすすめです。広々とした河口湖からは、日本一の山である富士山の絶景が堪能できます。周辺には、絶叫マシンで有名な遊園地の富士急ハイランドがありますので、アトラクションを楽しみながら、富士山の風景を楽しむことも可能です。

富士急行の「富士山・富士五湖パスポート」では２日間乗り放題の乗車券を販売しています。富士山・富士五湖エリアの路線バスや周遊バス、富士急行線が自由に乗り降りできるチケットです。

日帰り旅行の相場は約2万円！予算に合わせて旅を楽しもう

日帰り旅行にかける予算は人それぞれですが、相場は2万円程度となっています。日帰り旅行は、ホテルや旅館などの宿泊費がかからないため、費用を安くおさえられるのがメリットです。また、長期の休みをとる必要がないため、仕事が忙しい人でも気軽に旅を楽しめることでしょう。

東京近郊には、箱根、日光、河口湖など、魅力的な観光スポットがいろいろとあります。特に鉄道会社が推進しているお得な割き引き乗車券やスポット巡りを利用すれば、費用がさらに安価にできることもあります。予算に合った秋の旅を計画してみてはいかがでしょうか。