更新日: 2023.10.12 その他暮らし
「婚約指輪」って必要ですか? 恋人にプロポーズするのですが、お金がもったいないですし「結婚指輪」だけじゃダメなんでしょうか?
今回は、婚約指輪と結婚指輪の違いから、それぞれの相場、結婚指輪のみでも問題はないかなどについて考えます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
婚約指輪と結婚指輪の違い
婚約指輪は、婚約、つまり結婚の約束をした証しとして着用するものです。プロポーズを行う人が用意して渡すのが一般的ですが、結婚の約束の際に相手が好きなブランドやデザインのものを選び、プレゼントするケースもあります。大きなダイヤモンドをあしらったものなど、デザインはさまざまです。
結婚後の着用も可能ですが、日常的に着用するというよりは、大事なイベント時に着用する人が多いでしょう。大きな宝石のついている指輪は、家事の際などに邪魔となることがあるため、特別な時のみに着用する人が大半ではないでしょうか。
結婚指輪は、結婚の証しとして着用するものです。一般的には、おそろいのデザインのものを選択し、日常的に着用します。そのため、大きな宝石があしらわれたものよりも、シンプルなデザインのものが選ばれる傾向があるでしょう。多くの夫婦は男女ともに着用するので、婚約指輪とは異なり、夫婦でお互いに費用を出し合って購入するケースもみられます。
婚約指輪と結婚指輪の相場
株式会社リクルートが運営する結婚情報誌および結婚情報サイトである「ゼクシィ」は、毎年「結婚トレンド調査」を実施しています。2022年の調査によると、結婚が決まった際に婚約指輪を「新たに購入した」人は、全体の95.1%でした。婚約指輪の平均価格は35万8000円です。35~40万円程度が相場といったところでしょうか。
結婚指輪に関しては、「購入した」人が98.6%という結果でした。婚約指輪よりも、割合としては多くの人が購入していることがわかります。結婚指輪の平均価格は、2人分で26万1000円です。婚約指輪よりも安い価格となっています。
ちなみに、夫の結婚指輪の平均価格は12万円で、妻の結婚指輪は14万2000円でした。やはり、いずれも全国平均の推計値ですが、結婚指輪はこのあたりの価格帯が相場となるでしょう。
結婚指輪だけでも問題はない
ゼクシィの行った調査をみると、婚約指輪も結婚指輪も購入しない人や夫婦は少数派です。しかし、必ずしも購入しなければならないわけではありません。もちろん、結婚指輪だけでも問題はないでしょう。
「お金がもったいない」といった価値観がお互いに共通しており、ともに納得したうえであれば、婚約指輪を購入しないという選択肢も十分に考えられます。また、経済状況により、購入が難しいケースもあるでしょう。最後は2人で話し合って結論を出すことが、何よりも大切です。
婚約指輪を購入するかどうかは夫婦で話し合って決定しよう
結婚を約束した際に贈る婚約指輪の必要性をあまり感じないという人もいるでしょう。婚約指輪を購入しないカップルは少数派ですが、相場が35~40万円ほどのため、お金がもったいないという人がいてもおかしくはありません。結婚の際は、相場が2人分で26万円程度の結婚指輪のみの購入にとどめる選択肢もあります。2人で話し合い、お互いに納得したうえで決定することが何よりも重要です。
出典
株式会社リクルート ゼクシィ結婚トレンド調査 2022
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー