「猫」がキャットホイールで稼げる電気代はいくら? クロネコヤマトの実験結果と節電方法を解説

配信日: 2023.10.14

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「猫」がキャットホイールで稼げる電気代はいくら? クロネコヤマトの実験結果と節電方法を解説
ペットの運動不足やストレスの解消のために、ランニングホイールや回転ホイールと呼ばれる遊び道具を置いている人も多いでしょう。このホイールに、ペットが入り走って遊ぶ際の力で発電ができないかと考え、実験を行った企業がありました。
 
今回は、その実験の内容と結果について紹介します。また、一般家庭でできる比較的簡単な発電方法も紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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ペットによるキャットホイール発電実験とは?

クロネコヤマトで知られるヤマト運輸株式会社を中核とする企業グループの「ヤマトグループ」は、ペットのおもちゃであるホイールを活用した発電実験を行いました。実験は、ヤマトグループのYouTube公式チャンネルで公開されています。
 
実験内容は、いたってシンプルです。
 
猫の飼い主に協力してもらい、自宅に発電機を取り付けたキャットホイールを設置します。猫がそのキャットホイールを回転させると発電される仕組みです。計測は24時間行い、1日でどれだけの発電量があったのかを計測します。その計測データから、1ヶ月あたりにまかなえる電気代を算出するといった内容です。
 
同時に、ハムスターでも同様の実験を行います。ちなみに、実験に協力した猫は、2歳のオス猫で、猫種はベンガルでした。無理にホイールで走らせるのではなく、基本的には猫の自由に任せます。
 

キャットホイール発電実験の結果

実験結果は、猫が1ヶ月あたりにまかなえる電気代は「30銭(0.3円)」でした。ハムスターは「約1円」という結果に終わっています。ここから、キャットホイールによる発電は、一般家庭の電気代の節約にはほとんど寄与しないと言えるでしょう。
 
この実験の注意点としては、まず、1日しか行っていない点が挙げられます。ある程度長い期間で検証を行えば、さらに少ない電気代しかまかなえないケースも含め、違った結果となる可能性も否定はできません。
 
また、今回の実験では、猫に遊んでもらおうと、飼い主自らがホイールを回す姿が映し出されています。動画内の実験結果でも触れられていますが、これは飼い主によるあきらかな違反行為です。猫のみの発電量は、さらに少ないと考えられます。
 
この実験動画は、真面目にペットに発電させるというよりも、ヤマトグループのサステナブル経営をアピールするためのものです。ユーモアを取り入れつつ、発電の難しさや節電の重要性、環境への配慮の大切さを周知させるための一つの試みと言えます。
 

一般家庭ができる節電方法

実験から、猫をはじめとしたペットは、今のところ発電には向かないという結果となりました。なので、それ以外で一般家庭で簡単にできる節電方法を紹介しましょう。
 

・電力会社やプランを見直す

電力自由化により、消費者は契約する電力会社を自由に選択できるようになっています。電力会社を比較し、より安いところがあれば見直してみましょう。
 
また、電気プランの見直しも重要です。自宅の電気使用量に合ったプランの選択により節約できる効果が期待できます。契約アンペア数は小さいほど基本料金が安くなるため、一度総合的に電気の契約について見直してみるとよいでしょう。
 

・エアコンの使用方法を工夫する

家庭でもっとも多くの電力を使用しているのがエアコンです。節電するためには、設定温度が適切かという確認が欠かせません。サーキュレーターを使い室温の均一化を図ることで、夏場は設定温度を上げ、冬場は下げても快適に過ごしやすくなります。
 
また、こまめなフィルターの掃除も重要です。フィルターの汚れは、エアコンの能力を低下させます。さらに、カーテンを閉めて外気からの影響を極力減らすなど、エアコンの使用方法を工夫し節電してみましょう。
 

猫によるキャットホイール発電よりも節電効果の高い方法はたくさんある

猫をキャットホイールで走らせて発電する試みでは、1ヶ月あたり0.3円ほどしか電気代がまかなえませんでした。ハムスターでも1円ほどです。ペットによる発電には、あまり期待できないでしょう。
 
しかし、一般家庭が取り組める節電方法は少なくありません。電力会社やプランの見直しでも節約効果は期待できます。また、エアコンも使用方法の工夫により節電が可能です。ぜひご家庭に合った節電方法を見つけてみてください。
 

出典

YouTube ヤマトグループ 公式チャンネル 【検証】キャットホイールで発電したら1ヶ月あたりいくら電気代をまかなえるの!? 【猫発電】
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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