更新日: 2023.11.14 その他暮らし
鶏肉の「胸肉」vs「もも肉」!1ヶ月でどれくらい値段が変わる?
本記事では、調理に鶏胸肉と、鶏もも肉をそれぞれ1ヶ月使用した場合の価格差を紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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鶏の胸肉を使って1ヶ月調理した場合の費用
小売物価統計調査 (動向編) 9月のデータによると、鶏肉の平均価格は100gあたり「144円」です。今回はネットスーパーでの平均的な価格である「約91円」の鶏胸肉を使って1ヶ月調理するものと仮定します。
1人前の食事に使用する量を150gに設定し、毎日1回・月30回利用する場合の費用は、以下のとおりです。
150g÷100g×91円=約137円
137円×30回=4110円
鶏胸肉の特徴
文部科学省 「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」 によると、鶏胸肉100gあたりのたんぱく質量は21.3gです。鶏胸肉は脂肪が少ないため、よくダイエットにも用いられます。身は柔らかくたんぱくな味が特徴です。皮を取り除くとさらにヘルシーになるため、ダイエット中の方や身体を鍛えている方におすすめの食材です。
鶏胸肉を美味しく調理するコツ
鶏胸肉は脂肪が少なくヘルシーな分、食材中の水分が加熱により失われるとパサつきやすくなります。茹でる場合は沸騰したお湯で1~2分加熱したら火を止め、蓋をして余熱で火を通しましょう。また、焼き料理の際は片栗粉や薄力粉をまぶしてから焼くと水分が逃げないためおすすめです。
鶏のもも肉を使って1ヶ月調理した場合の費用
今回はネットスーパーでの価格「約135円」の鶏もも肉を使って1ヶ月調理するものと仮定します。
1人前の食事に使用する量を150gに設定し、毎日1回・月30回利用する場合の費用は以下のとおりです。
150g÷100g×135円=約203円
203円×30回=6090円
鶏胸肉は1ヶ月で6090円のため、1980円の差額が発生するとわかります。
鶏もも肉の特徴
文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」によると、皮つき鶏もも肉の100gあたりのたんぱく質量は16.6gです。鶏胸肉よりもたんぱく質量は少なめですが、筋肉が多いため、かみごたえや、食べごたえがあります。
さまざまな味つけにも合うため、鶏肉の中でもよく使われる部位の一つです。ジューシーさが楽しめる唐揚げや、照り焼きチキンなどへの利用がおすすめです。
鶏もも肉を美味しく調理するコツ
鶏肉の皮の下に付着している黄色味を帯びた脂は臭みの原因になります。取りのぞいてから調理をしましょう。また、鶏肉を1枚そのまま焼く場合、焼きちぢみが発生するおそれがあります。フォークや竹串などで、皮に数か所の穴をあけてから焼くことで、焼きちぢみを防ぐことが可能です。
まとめ
鶏胸肉と、鶏もも肉の1ヶ月にかかる費用を比較すると、約1980円の差で鶏胸肉がお得であるとわかりました。
しかし、どちらにも違った特徴があるため、かたよって利用するのではなく、好みや料理の内容に合わせて使い分けるとよいでしょう。部位の特徴を把握して、さまざまなアレンジ料理を楽しんでください。
出典
政府統計の総合窓口 (e-stat) 小売物価統計調査 (2023年9月)
文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー