ガソリン代が「4円」安いと、年間でどれくらい違う?

配信日: 2023.11.25 更新日: 2023.11.27

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ガソリン代が「4円」安いと、年間でどれくらい違う?
近年、ガソリン代の上昇に、頭を悩ませている人も多いかと思います。平日には、通勤や買い物、子どもの送迎などで車を利用し、週末は、家族で遠方に旅行したりキャンプに行ったりするなど、使用頻度が高いと、消費するガソリンの量も増えます。ガソリン代が値上がりしても、普段の生活で利用している人は、なかなか頻度を減らすのも難しいでしょう。
 
本記事では、ガソリン代が4円安いと、1年間でかかる費用に、どれくらいの差が生じるのかを紹介します。ガソリン代を節約するポイントもあわせて紹介しますので、出費を抑えながらもドライブを楽しみましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

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ガソリン代が4円安いと1年間で2000円お得になる

資源エネルギー庁が発表する「給油所小売価格調査」によると、11月13日時点のガソリン価格は173.5円です。日常生活や旅行などで車を利用するとして、1年間に10000km走行する場合にかかる費用を計算していきます。
 
車の燃費を20km/Lと仮定すると、10000kmでは500Lのガソリンを消費する計算です。
10000km÷20km/L=500L
 
ガソリン価格を約173円としたとき、10000km走行するには、8万6500円の費用がかかります。
173円×500L=86500円
 
次にガソリン代が4円安い169円の場合にかかる費用を計算しましょう。
169円×500L=84500円
 
ガソリン代が4円安いだけで、年間2000円もお得になることが分かりました。ガソリン価格をこまめにチェックして、安いタイミングで補充するという意識を持つだけでも、節約になるでしょう。
 

ガソリンを節約するポイント

こちらでは、ガソリン代を節約するポイントを5つ紹介します。ガソリン代が値上がりしても、通勤・買い物・子どもの送迎などで普段使いしている場合は、なかなか使用頻度を減らせません。しかし、使用頻度や走行距離が多いほど、ガソリン代は家計の負担となります。使用頻度を変えずに、節約するポイントを押さえて、無理なく費用を削減しましょう。
 

エンジンオイルを適切なタイミングで交換する

エンジンオイルには潤滑油としての役割があります。汚れにより効果が落ちると、必要以上に燃料を消費してしまい、燃費の悪化につながります。そのため、エンジンオイルを適切なタイミングで交換すれば、燃費の維持が可能です。
 
エンジンオイルを交換する時期の目安は、車種やエンジンにより異なります。およそ5000〜1万5000km走行したときが、交換のタイミングといわれています。負荷の大きいターボ車やシビアコンディションの場合は、早めの交換が必要になる可能性もあるでしょう。
 

タイヤの空気圧を適切な状態で維持する

タイヤの空気圧が低いと、タイヤがたわみやすくなってしまって抵抗が大きくなるため、燃費の悪化を招いてしまいます。空気圧が50kp不足すると、市街地で2.5%、郊外で4.3%、高速道路で4.8%も燃費消費量の悪化率が上がるといわれています。そのため、1ヶ月に1回位の頻度で、空気圧の点検を行いましょう。タイヤの空気圧は、ガソリンスタンドで計測可能です。
 

車に余分な荷物を載せない

燃費は、車両重量が重いと悪くなるといわれています。週末だけ利用するキャンプ用品やゴルフバッグなどの重量のある荷物を、平日の車を利用する際にも積んだままにしておくと、燃費に悪影響を及ぼすでしょう。手間はかかりますが、普段使いする際は、余分な荷物は下ろしておきましょう。
 

適切な車間距離を保つ

車間距離を詰めると、余計な加減速のタイミングが増えてしまいますので、適切な車間距離の維持が大切です。一般財団法人省エネルギーセンターによると、車間距離を詰めて、速度変動の頻度が増えると、3.4%程度の燃料消費が多くなります。
 

まとめ

ガソリン代が4円違うだけでも、1年間にかかる費用を比較すると、2000円の差が生じることが分かりました。ガソリン代が安いタイミングで給油できるのが一番ですが、なかなかタイミングを合わせるのが難しい場合もあるでしょう。そのようなときは、燃費のよい走行方法やメンテナンスを心がけてください。
 

出典

経済産業省 資源エネルギー庁 石油製品価格調査 調査の結果 1.給油所小売価格調査(ガソリン、軽油、灯油) 11月15日(水)結果概要版(doc形式:57KB)
一般社団法人省エネルギーセンター エコドライブ技術案内-燃料節約のための走行抵抗低減
一般社団法人省エネルギーセンター LET’S スマートドライブ (2)巡航時の運転操作…加減速の少ない運転
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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