更新日: 2023.11.28 その他暮らし

自動車の「ナンバープレート」が盗まれた! 再交付の費用はいくら? 同じ番号で再交付してもらうことは可能?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

自動車の「ナンバープレート」が盗まれた! 再交付の費用はいくら? 同じ番号で再交付してもらうことは可能?
自動車やバイクなどの前後に必ず取り付けられているナンバープレートは、運転するうえで欠かせないものです。
 
ナンバープレートを壊してしまったり盗まれたりした場合、再交付の手続きが必要ですが、どのくらいの費用がかかるのでしょうか? 本記事で解説します。
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ナンバープレートはなぜ運転に必須なの?

ナンバープレートには車両の所有者と車両識別を特定する役割があり、ナンバープレートに書かれている地名と番号で、誰がどこで使用している車なのか分かります。道路運送車両法によって公道を走る車両の前方・後方に取り付けることが義務付けられており、車種や用途などによってさまざまな種類があります。
 
ナンバープレートの番号は、国土交通省が管理している自動車登録ファイルに登録されており、事故や交通ルール違反などが起きたときに自動車を識別し所有者を特定する目的に役立てられています。
 

再交付の費用はいくら?

ナンバープレートを壊したり汚してプレートの文字が読めなくなったりした場合には公道を走れないので、車両登録した陸運局に再交付を申請しなくてはいけません。この他に通常のナンバープレート(ペイント式)を、字光式(ナンバーが光るタイプ)に変更するときにも交付手数料が必要です。
 
ナンバープレートの再交付には、新しいプレートの交付手数料が約2000円から6000円程度かかります。地域によって手数料の金額が違い、例えば関東では図表1の費用がかかります。
 
【図表1】


一般財団法人 関東陸運振興センター 交付手数料・頒布価格
 
図表1の「一連番号」とは、運輸支局などへ申請した順番で交付されるナンバーです。自分が希望した「希望番号」は、一連番号よりも手数料が高くなります。破損・汚損したナンバープレートの文字・数字がすべて判読可能であれば同一番号で再交付が受けられますが、1文字でも読み取れない場合は番号が変更になります。
 
申請から1週間程度で新しいナンバープレートが出来上がり、レッカー車などで車を運び込んで取り付けてもらう必要があります。
 

ナンバープレートが盗まれた場合は?

もしも、ナンバープレートを盗まれた場合には、まず警察へ盗難届を出しましょう。盗難ナンバーは犯罪などに悪用されやすく、同じナンバーを取り付けた真の所有者が被害を受ける可能性があるため、運輸局で新しいナンバーへの変更手続きを行い新しいプレートの交付手数料が必要です(図表1と同じ交付手数料がかかります)。
 
大阪府警察の発表によると、令和4年の大阪府内におけるナンバープレート盗難件数は約1200件で、部品ねらい被害の約半数を占めています。盗んだナンバープレートを盗難車両に取り付けての車上ねらいといった犯罪が繰り返されるため、ナンバープレート盗難防止ネジを装着して対策するのも良いでしょう。
 

まとめ

ナンバープレートは書かれている地名と番号によって、誰がどこで使用している車なのか識別する目的などを持つ重要なもので、ナンバープレートがないと公道を走れません。
 
再交付の費用はプレートの種類や都道府県によって違い、約2000円から6000円程度かかります(新しいプレートの取り付けには運輸局へのレッカー移動代金などが別途必要になります)。
 
自動車類は生活に必要不可欠なので、ナンバープレートを壊したり盗まれたりしないように対策を行うとが良いでしょう。
 

出典

一般財団法人 関東陸運振興センター 交付手数料・頒布価格
北海道運輸局 ナンバープレート再交付
一般社団法人 神奈川県自動車会議所 ナンバープレートの再交付申請とは
大阪府警察 ナンバープレート盗難被害の状況
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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