足元が冷えるのでホットカーペットを使いたいです。1日8時間使用すると電気代はどのくらいですか?
配信日: 2023.12.02 更新日: 2023.12.04
しかし、電気代を節約したい人にとっては、ホットカーペットを使うことで電気代はどのくらい高くなるのか、気になる人もいるでしょう。
本記事ではそのような人に向けて、ホットカーペットを使用する場合の電気代などを解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ホットカーペットを使用する場合にかかる電気代は
ホットカーペットはエアコンや電気ヒーターを使用する場合に比べると、電気代が安く済むと思っている人もいるのではないでしょうか。しかし、ホットカーペットを使用した場合にかかる電気代は、製品の大きさや消費電力、設定温度など、さまざまな要因によって異なるため、一概にいうことはできません。
ここでは、一例として、某メーカーの2畳タイプのホットカーペットを使う場合にかかる電気代を紹介します。1時間あたりの消費電力は、温度レベルが「中」の場合は約215W、「強」の場合は約324Wです。
電気代は、「1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(時間)×電気料金単価(円/kWh)」という計算式で算出します。なお、1kWhあたりの電気料金単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会によって約31円と定められているので、その金額を参考に計算します。
上記の条件をもとに算出すると、温度レベルを「中」で1時間使用した場合にかかる電気代は「0.215×1×31=6.665」となり、7円ほどになることが分かります。一方、温度レベル「強」で1時間使用した場合は「0.324×1×31=10.044」となり、約10円かかると算出できます。
また、同じ条件で1日8時間使用すると、前者の場合は「0.215×8×31=53.32」となり約53円、後者の場合は「0.324×8×31=80.352」となり約80円かかる想定をすることが可能です。1ヶ月間(30日)使用すると、前者は「53×30=1590」で約1590円が、後者は「80×30=2400」で約2400円がかかると分かります。
ホットカーペットの電気代を節約する方法とは
ホットカーペットを使用する場合の電気代をなるべく安くするためには、いくつかの工夫をするとよいでしょう。例として、まずは床とホットカーペットの間に断熱シートを使用することが挙げられます。
断熱シートを活用することで床からの冷気を防ぐだけでなく、ホットカーペットの暖かさを維持することが可能です。こうすることでホットカーペットの温度を維持できれば、消費電力の節約にもつながるでしょう。
また、待機電力をセーブしたり、タイマー機能がついていたりするなど、省エネ機能が備わった製品を選ぶことも節電効果が期待できます。
特にタイマー機能があれば、消し忘れを防げるため安心です。ほかにも、ホットカーペットを使う際は毛布と併用したり、室温を保つために窓の断熱対策をしたりすることも、電気代節約のためによいでしょう。
工夫しながらホットカーペットを活用しよう
ホットカーペットを使用する際にかかる電気代は、メーカーや製品の消費電力、使用時間など、あらゆる条件によって異なるため、一概にはいえません。しかし、なるべく電気代を節約したい場合は、本記事で紹介したような工夫を取り入れることが大切です。また、製品によって省エネ機能が備わっているものもあるため、購入する際はよく確認してから適したものを選びましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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