更新日: 2023.12.04 その他暮らし

風呂と脱衣所の寒暖差は心臓に悪い?脱衣所に暖房を設置したら電気代はどれくらい増える?

風呂と脱衣所の寒暖差は心臓に悪い?脱衣所に暖房を設置したら電気代はどれくらい増える?
冬になると気になるのが、お風呂と脱衣所の寒暖差です。ヒートショック現象、という言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。ヒートショック現象のための対策として挙げられるのは、お風呂と脱衣所の寒暖差を少なくすることです。
 
そこで今回は、なぜお風呂と脱衣所の寒暖差は心臓に悪いのか、脱衣所に暖房を設置した場合はどれくらい電気代がかかるのかを詳しく解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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お風呂と脱衣所の寒暖差は心臓に悪いの?

お風呂と脱衣所の寒暖差が心臓に悪い、といっても、どの程度注意が必要なのかは、個人の健康状態や寒暖差の度合いにより異なります。例えば、高齢の人、心臓疾患や高血圧など健康上の問題がある人の場合、急激な寒暖差は心臓に大きな負担をかける可能性があるので注意が必要です。
 
なぜ寒暖差が心臓に負担をかけるのかというと、急激な温度変化によって血圧が大きく変化するからです。このことをヒートショック現象と呼びます。
 
ヒートショックが起きる原因は、寒暖差による急激な血圧変化が短期間に繰り返されることです。そのため、ヒートショック対策としては、お湯の温度を調節することや、脱衣所に暖房を設置することが挙げられます。
 

・お湯の温度を調節する

例えば、42度のお湯につかった場合と38度のお湯につかった場合とを比べてみると、42度の方が血圧が高くなります。そうであるならば、42度のお湯につかるよりも38度のお湯につかった方が、ヒートショックの原因である血圧の変化を抑えられます。
 
血圧が気になる人はあらかじめシャワーでお湯を出しておくなどして浴室内の温度を上げておき、お湯の温度を控えめにする、といった方法がおすすめです。
 

・浴室に暖房や浴室乾燥機を設置する

浴室内の温度を上げていても、脱衣所が寒ければその温度差で血圧が変動してしまいます。そのため、浴室と脱衣所との温度差を狭めることが大切です。例えば、浴室に暖房や浴室乾燥機を設置するとよいでしょう。それ以外に、入浴時に浴室のドアを開けておく、脱衣所に暖房器具を設置する、という方法もあります。
 

脱衣所に暖房を設置した場合の電気代はいくらになる?

それでは、脱衣所に暖房器具を設置した場合、電気代はいくらになるのでしょうか。正確な電気代は機種や使用環境などによって異なります。
 
例えば、消費電力320W、1kWhあたり31円のパネルヒーターを脱衣所に設置し、入浴している1時間だけ使用すると仮定しましょう。その場合、かかる電気代の計算式は「320W÷1000×1時間×31円」なので、約9.92円です。1ヶ月だとおよそ300円の計算になります。
 
浴室乾燥機を設置している、という人も多いでしょう。浴室乾燥機は消費電力がヒーターよりも大きいため、電気代も多くかかります。
 
例えば、浴室乾燥機の消費電力が1250W、1kWhあたり31円だった場合、1時間使用した場合の電気代の計算式は「1250W÷1000×1時間×31円」です。およそ38.75円かかる計算になります。浴室乾燥機を脱衣所暖房だけに使う人はいないでしょうが、仮に脱衣所を暖めるだけに1ヶ月使用した場合、かかる費用は約1200円です。
 

脱衣所を暖めることだけを考えるならヒーターがお得!

お風呂と脱衣所の寒暖差が激しいと、ヒートショック現象を起こしてしまう可能性があります。そのため、冬場ではお風呂と脱衣所の寒暖差をなるべく少なくすることが大切です。脱衣所の温度を上げる方法はいくつかあります。
 
コストがかからないのは、浴室のドアを開けておくことです。それだと浴室が寒くなってしまう、ドアは閉めておきたい、という人はヒーターや浴室乾燥機を活用しましょう。自分に合う工夫をして、体に負担のない入浴をこころがけましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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