ボーナスで「ドラム式洗濯機」を買いたい! せっかく買っても設置できない場合もあるって本当? 注意点を解説

配信日: 2023.12.03 更新日: 2023.12.04

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ボーナスで「ドラム式洗濯機」を買いたい! せっかく買っても設置できない場合もあるって本当? 注意点を解説
ドラム式洗濯機は、スタイリッシュなデザインや節水効果などが魅力的ですが高価なのがデメリットです。ボーナスで購入を検討している人もいるかもしれませんが、ドラム式洗濯機は購入しても自宅に設置できない場合があるため、注意が必要です。
 
今回は、ドラム式洗濯機の設置前に確認したい重要ポイントや、使用するうえで気になるドラム式洗濯機と縦型洗濯機の電気代の違いなどについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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ドラム式洗濯機を設置できない場合とは?

ドラム式洗濯機の設置時によくあるのが、「水栓の位置が合わない」というトラブルです。ドラム式洗濯機が普及し始めたのは2000年ごろからであり、それ以前に建てられた物件は基本的に縦型洗濯機を前提として水栓を設置しています。ところがドラム式洗濯機の本体は、高さ1メートルを超えるものが多く、一般的な縦型洗濯機よりも大きめです。
 
そのため、ある程度築年数がたった物件は水栓とドラム式洗濯機の位置が合わず、設置できないケースが少なくありません。水栓を高い位置に変えられる器具もありますが、それが使えない場合は配管工事をして水栓を設置し直すか、購入をあきらめなければならない可能性が高いでしょう。
 
また、搬入経路に十分なスペースがあるかの確認も必要です。前記のとおり、ドラム式洗濯機は縦型洗濯機より若干大き目な傾向のため、狭い物件だとスペースが足りず搬入自体ができない可能性もあります。そのため、購入前には必ずドア幅や廊下幅、洗濯機を乗せる防水パンの大きさなどを正確に測り、問題なく搬入できるか一度シミュレーションしておくのがおすすめです。
 

ドラム式洗濯機と縦型洗濯機の電気代は?

ドラム式洗濯機と縦型洗濯機では、電気代がどのくらい変わるのでしょうか。ここでは、Panasonicのドラム式洗濯機「NA-LX129CL/R」と縦型洗濯機「NA-FA12V2」を比較例として、12kgの洗濯物を洗濯する際の1回あたりの電気代を比べてみます。ドラム式洗濯機の電気代が約2.2円、縦型洗濯機が約3.1円です。ちなみに、水道代はドラム式洗濯機が約22円、縦型洗濯機が約40円でした。
 
「NA-LX129CL/R」と、乾燥機能をもつ縦型洗濯機「NA-FW10K2」で5~6kgの洗濯物を洗濯・乾燥した際の電気代を比べると、ドラム式洗濯機は約20~28円、縦型洗濯機は約71円です。水道代は、ドラム式洗濯機が約15円、縦型洗濯機が約35円でした。
 
このように、節水・節電効果に優れている点はドラム式洗濯機の大きなメリットです。また、ドラム式洗濯機は回転しながら洗濯物をたたくように洗うため、洗濯物同士が絡みにくく、衣類のダメージを抑えやすいという特徴もあります。一方で、本体価格が縦型洗濯機よりも高い点や、使用する水が少ないため洗浄力が縦型洗濯機よりも低い点などのデメリットには注意が必要です。
 

ドラム式洗濯機を買うなら事前確認を!

ドラム式洗濯機は、電気代や水道代の節約に役立ち天気や時間に左右されず洗濯物を乾かせるなどさまざまなメリットがあります。しかし、水栓の位置や搬入経路などに問題があって自宅に設置できないケースもあり、無計画に購入すると後悔しかねません。後悔しないためにも、必ず購入前に自宅のスペースや水栓の位置などを確認し、問題なく設置できるドラム式洗濯機を選ぶようにしましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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