外食前、子どもに「カップ麺」や「おにぎり」を食べさせています。節約のためとはいえ、あまり良くないでしょうか…?
配信日: 2023.12.14
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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外食前のカップ麺やおにぎりによる影響
子どもに外食前にカップ麺やおにぎりを食べさせて、おなかを膨らませてから出かけるといった場合、デメリットはあるのでしょうか。
・塩分の摂取過多になる可能性がある
一般的に、おにぎりを握る際にはご飯に塩を混ぜてから握ったり、おにぎりの具材に梅干しなど味の濃いものを入れたりします。また、カップ麺は味付けが濃く、塩分も多いです。
外食に何を食べるかにもよりますが、お店で提供されているメニューも味の濃いものが少なくありません。そのため、塩分の摂取が過多になる可能性があります。特にカップ麺はスープに塩分が多いため、スープを飲まないなどの工夫が必要です。
・糖質過多や「血糖値スパイク」のリスクがある
カップ麺、おにぎりどちらを食べる場合であっても、糖質を多く摂取し過ぎてしまう可能性もないとはいえません。例えば、出かける前におにぎりを食べ、外食先でもうどんや定食などを食べた場合、糖質を多く摂取してしまいます。
また糖質は体内に吸収されやすく、血糖値を急激に上げて「血糖値スパイク」になりやすいので注意が必要です。血糖値スパイクとは、食後に血糖値が急激に上がったり、逆に下がったりすることを指します。血糖値スパイクは、動脈硬化の原因になりやすいです。
手作りおにぎりであればコスパもよい
こちらでは、コンビニで購入するカップ麺やおにぎりの価格、自宅で作るおにぎりの費用などを比較してみましょう。
・カップ麺の価格は1個当たり120~150円ほど
カップ麺は、1つ当たり120~150円前後です。子どもが2人いる世帯であれば1回で240~300円前後、外食を月に2回程度したとすると1ヶ月当たり500~600円ほどになります。
・コンビニおにぎりは1個当たり120円前後
コンビニおにぎりは種類も多く、使用するご飯や具材にこだわったものも少なくありません。おにぎりの価格は、安いものであれば1個当たり120~130円ほどです。外食前に2人子どもが1個ずつ食べたとして1回で240~260円、外食を月に2回程度したとして500円前後です。
・自宅で作るおにぎり(塩おにぎり)1個当たり30~40円ほど
コンビニおにぎりを参考にすると、1個当たりの重さは約100gです。お米1合分は約150g、炊飯後は330g前後になります。つまり、お米1合でおにぎり3個分です。お米10kg(約66合分)が3000円とした場合、塩おにぎり1個当たりの費用は15円前後になります。
外食1回で30円ほど、月に2回の外食で60円前後とカップ麺やコンビニおにぎりと比較して8分の1程度の費用で抑えることが可能です。外食前に作る手間を省くため、まとめて作って冷凍しておくのもよいでしょう。塩おにぎりではなく、具材を入れたとしても、1個当たり50円以下で作れると考えられることから、市販品よりも節約できます。
まとめておにぎりを作って冷凍しておくとより節約できる
外食前におにぎりやカップ麺を食べる場合は、塩分や糖質の摂取が過多になる可能性があります。カップ麺であれば塩分の多く含まれるスープは飲まないなど、工夫をしたほうがよいでしょう。コスパ面では、購入するのではなく、自宅で塩おにぎりなどをまとめて作って冷凍しておけば、節約できるだけではなく、外食前にサッと温めて食べられるので便利です。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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